じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
【ちょっと思ったこと】
うがいに不便なJR SARSを含めて呼吸器系感染症の予防は、まずはうがいの励行だというが、久しぶりに新幹線を長時間利用して、これが結構やりにくくなっていることに気づいた。まず、ホームにそのような設備が見あたらない。列車の洗面所からは飲料水給水の設備は撤去されている。ペットボトルの普及したこと、また、安全基準を満たすための飲料水の確保にコストがかかることが撤去の理由ではないかと思うが、これにより、ずいぶんと、衛生環境は悪くなったと思う。確かにペットボトルで水分の補給はできるが、うがいをするのはもったいない。無菌・抗菌グッズの普及で、手を触れることによる感染はずいぶん減ってきたと思うけれど、呼吸器系は逆に無防備になってきたのではないかなあ。SARS予防を兼ねて、この機会に、各駅のホームや車内に、うがいのできる設備を増やしてはどうかと思ってみたりする。 ホテルで予想外だったこと 学会大会参加のため伊勢原市近くの安いホテルに泊まってみて予想外だったことが2つあった。 ホテルに泊まるときはセット料金の場合を除いて、近くのコンビニで朝食用のパンやヨーグルト、コーヒーなどを買うことにしている。たいがいのホテルは、室内に冷蔵庫(←有料のドリンクサービスのため)を備え付けており、その中に買ってきたパンなどを詰め込んでおくと安上がりになるからだ。 雨が降っていて何度も出歩きたくなかったので、この日も、コンビニでサンドイッチを買ってからチェックインした。ところが、室内にはどこにも冷蔵庫が見あたらない。サンドイッチは、翌日13時までの品質保持期限が明示されているものの「要冷蔵10度以下」となっている。こりゃあ困ったと思ったが、自販機コーナーに無料製氷機のあることが分かったので、コップ3杯分の氷をかきあつめて袋を冷やした。翌朝にはすべて融けていたが、その後も体調に異常が無いので大丈夫かと思う。 もう1つ。これは国内のホテルでは初めての経験だと思うが、眠りについたころ、耳元でブーンという蚊の羽音が聞こえた。すでに手足4カ所を刺されていた。やっと見つけて叩いたら、壁が赤く染まるほど血を吸っている。1階や2階の部屋ならともかく、8階で蚊に刺されるとはまったくどういうことだ。そういや、西ナイル熱(野鳥→蚊を通じて感染)の上陸は時間の問題だとか。ホテルであれ大学構内であれ、蚊の駆除を徹底してもらいたいものだ。 江戸時代に流行した花 NHKで江戸時代の長屋の生活の様子を紹介していた。長屋では、さまざまな生活の知恵が生かされ、また、循環型社会が実にうまく機能していたようだ。江戸時代の銭湯は足をつける程度のお湯しかなく、半分蒸し風呂のようになっていたとは知らなかった。 そんななかで面白いと思ったのは、同じ江戸時代でも、流行ものの花の種類が異なるという話。それによれば、二代将軍の頃は椿、元禄時代はツツジ、吉宗の頃は菊、さらに文化文政には朝顔に人気があったという。椿となれば庭が必要、ツツジは盆栽でも育てられる。さらに菊、朝顔になったということは、小型化、可搬化ととらえてよいのだろうか。このほか、品種の掛け合わせでいろんな変わり種が作れ、改良を競い合えるということも大きな理由かと思う。 |
【思ったこと】 _30615(日)[心理]園芸療法の効果について考える(3)パネルディスカッションとその後の議論 神奈川県・伊勢原市で開催された人間・植物関係学会2003年大会の感想2回目。基調講演に続いて、「園芸療法の効果をどう評価するか」というパネルディスカッションが開かれ、私もパネリストの一人をつとめさせていただいた。 私の問題提起の趣旨は、
話題提供の後半では、いっぱんに「研究の価値」には
このほか研究に期待されることとして
その後の討論、懇親会席上でも、有益な意見交換ができた。次回に続く。 |