じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
座主川の水門近くに咲く紫苑(後)と萩の花(手前)。旭川から取水された用水である座主川は、大学構内を流れたあと、このあたりの水田をうるおし、笹ヶ瀬川に流れ込む。毎朝の散歩コースの一風景。 |
【ちょっと思ったこと】
DVD-Rでは二カ国語放送が録画できない! 10月11日の日記に書いたように、手持ちのVHSビデオをすべてDVD化することを思い立った。その日記ではDVD化することのメリットばかりを取り上げたが、いろいろとダビングを試みたりマニュアルを詳しく読んでいくうちに、1つ、重大な欠点のあることに気づいた。それは DVD-Rでは二カ国語放送が録画できない! ということであった。 ネットで関連記事を検索したところ、こちらに分かりやすい解説があった。その他のサイトを含めて、私の理解した範囲で要約すると
それにしてもどうしてこういうことになってしまったのだろうか。二カ国語放送というのは、映画のほか、NHK総合のニュース(19時台、22時台)でも実施されている。こちらにも記したが、日本が本気で「英語が使える日本人」を育成しようとするならば、日本語もろくにできないネイティブスピーカー教師を呼び寄せて英米社会の日常会話の物まねなんてやっていたって絶対にダメ。日本のこと、いま日本で起こっていることをどのように英語で表現するのかを学ぶことが何よりも大切だ。このあたりは鈴木孝夫先生が繰り返し強調されている。 であるならば、何も学校教育で英語の時間を増やすばかりが能ではない。ニュース番組はもちろん、みのもんたの「おもいっきりテレビ」も、タモリの「笑っていいとも」も、朝の連ドラも、「宮本武蔵」も、みんな二カ国語で放送し、小中学生の英語教材として役立てればいいのである。そうなると、「英語が使える日本人」の育成のための戦略構想は、何よりも、いつでもどこでも英語表現を学べるための二カ国語放送の拡充に重点を置くべきである。そして初修者が繰り返し練習する安価な記録媒体が求められる。現在はVHSビデオがその役割を果たしうるが、近い将来にDVDがこれに代わって普及するのであれば、何がなんでも二カ国語記録機能を規格に含めておくべきだったと思う。 |