じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
暖冬とはいえ、大部分の昆虫はすでに姿を消した。そんななか成虫で冬を越す蝶もいる。写真はキタテハ。 |
【思ったこと】 _31203(水)[一般]地上波のデジタル化より、全番組二カ国語放送のほうが先ではないか 東京、名古屋、大阪を中心とした一部の地域で地上波デジタル放送が開始されたという。岡山に住む私には当分関係の無い話だが、NHK総合などでは、リクエストもしていないのに、デジタル放送がいかに素晴らしいかというようなキャンペーンを展開している。NHKと言えば、この夏には大リーグ松井選手のファンサイト化でうんざりしていたところであり、シーズンが終わってやっと落ち着いたかと思えば今度はデジタルキャンペーンである。民放がCMとしてキャンペーンを行うならともかく、徴収した受信料を宣伝に使うのはやめてもらいたいものだ。これは総合テレビにおけるBSの宣伝、ハイビジョンの宣伝についても同様。 ところでこのデジタル放送だが、視聴者にとっては本当にメリットがあるのだろうか。 画像が綺麗に見えるとかいうが、通常のニュースなら今の画像で十分。映画などはDVDを借りてきて観たい時に観たほうが時間に拘束されずに済む。そう言えば、デジタル化されると録画も面倒になるという。もちろん今でも録画したビデオをダビングして再配布するのは御法度であるが、例えば高齢者福祉施設の取材番組を録画し、その一部だけを教材用に使わせてもらうということはこれまでにもやってきた。こういうことが不便になるのはかなわない。 世界各地の風景が、その場に居合わせたように鮮明に見えるというのは確かに素晴らしいことだろうが、しょせん映像は映像だ。その場で吹く風やニオイまでは伝えることはできない。寝たきりになるなら話は別だが、やはり現地に行ってみるに限る。 レンタルDVD、ネット、デジタル放送の三者を考えた時、個人の自由な時間を最も制約するのは間違いなくデジタル放送であろう。少なくとも私自身は、老後はできるだけテレビを視ない生活を送りたいと思っている。 デジタル放送の普及も重要かもしれないが、今の電波でももっとできることは無いものだろうか。この日記でも何度か書いたが、「英語が使える日本人」を本当に養成しようとするなら、ニュースも娯楽番組も子どものアニメもすべて英語との二カ国語放送にすべきである。念のため12月4日のテレビ欄で二カ国語放送の有無をチェックしてみたところ
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