じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
富士霊園に墓参りに行ったついでに山中湖に立ち寄った(4/5撮影)。湖岸の残雪のかけらが富士山に対峙しているように見えた。 |
【ちょっと思ったこと】
自宅の「常時接続」環境で変わる生活 先月の日記に記したように、我が家でもADSLが開通し、ネットに常時接続できるようになった。このことによる変化が少しずつ起きている。 まず、ネットから生活に必要な情報を入手するようになった。雨が降りそうな時は、岡山の気象や雨雲レーダーをチェックして、自転車を使うかどうか、傘を持っていくべきかどうかを判断する。テレビの番組表も、これまでは、「おーいっ、今日の新聞どこにやった?」などとしょっちゅう夫婦げんかしていたところであったが、ネットの番組表で十分間に合うようになった。このほか、各種時刻表閲覧、航空機の空席照会、郵便貯金や銀行預金の残高照会、生協への本の注文なども、電話料金や接続時間を気にせずに利用できるようになった。 ネット上の非公開サイトを通じて行ってた卒論・修論指導などは、自宅でも全く同じようにできるようになった。研究室のパソコンが必要となるのは
これまでは毎日、朝の8時すぎから19時ころまで研究室に籠もることが多かったが、今後はもう少し早く帰宅できそうだ。 つまらなくなった昼の番組 自宅アパートが職場にきわめて近いことから、昼食時はたいがい家に戻って残り物で昼食をとることにしている。その時間はおおむね12時半前後であり、これまではNHKの「ひるどき日本列島」を視ることが多かった。この「ひるどき」は生中継を主体とした番組であり、多少「やらせ」っぽいところもあったが、全国各地の農村漁村、工場、商店街、神社などから生の声を聞くことができてとても楽しみにしていた。また、今や、真面目くさった顔でニュース番組を担当している三宅アナなども、かつてはこの「ひるどき」で突撃リポーターをつとめていたことがあった。 ところが4月からは、これに代わって「お昼ですよ! ふれあいホール」が始まった。NHK番組紹介によれば「NHKに新しく誕生した「みんなの広場 ふれあいホール」を舞台に、5日間ひとつのテーマを取り上げ、季節感ある旬な話題でつづるエンタ−テインメント・バラエティ−番組」だそうだが、要するに、現地からの生中継ではなく、有名タレントを招いた、スタジオ中心のバラエティー番組に様変わりしたということのようだ。視聴者からのどういう要望に基づいてスタジオ中心になったのか、それとも、現場中継のコストを削減するためなのかは分からないが、少なくとも私の好みではないなあ。 ところで、この時間帯には、タモリさんの「笑っていいとも!」と、みのもんたさんの「おもいッきりテレビ」という二大長寿番組がある。「笑っていいとも!」は、私がまだオーバードクターの頃から続いている番組(こちら参照)であり、娘が家にいる日にはたいがいこれを視ているが、私には何が面白いのかちっとも分からない。いっぽうの「おもいッきりテレビ」は、私より高齢者向けであり、「きょうは何の日」以外の部分には全く関心が持てない。 これら二大長寿番組には決して真似できないのが「ひるどき」という生中継番組であったと思っていたのだが、今後は、どういう視聴者層を獲得していくのだろうか。 ま、昼飯を食べながら視るという程度なので、別段テレビのスイッチを入れなくてもよいのだが、どうにも物足りない。 |