じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
最近、大学構内でネコが増えている。アニマルセラピーとしての役を十分に果たしているのだが、このまま放置しておくと何倍、何十倍にも増えそう。いずれ、動物愛護の観点からも何らかの対策をとる必要が出てくるだろう。 |
【ちょっと思ったこと】
小泉首相の訪朝 小泉首相とキム・ジョンイル総書記との直接会談が22日、ピョンヤンで行われ、拉致被害者家族8人のうち、蓮池さん夫妻と地村さん夫妻の子供計5人が政府専用予備機で帰国した。被害者家族5人を乗せた飛行機がピョンヤンを飛び立つ場面、羽田に到着した場面、ホテルでバスを降りる場面のいずれをも生中継で拝見することができた。まずは、無事に帰国できておめでとう、と言いたい。 小泉首相の訪朝の成果については賛否両論が出ていると聞くが、相手が相手だけに、原則を重視しつつも、時には圧力をかけ、時には妥協しながら、時機を失することなく、実現可能な部分から成果をあげていくほかはないと思う。そういう点では、途中経過としてはよくやった、と言ってよいのではないだろうか。 この日記にも何度か書いたが、戦前における日本の行為と、拉致問題は全く別であり、前者を挙げて後者を正当化できるなどという主張は全くなりたたない。拉致問題はあくまで犯罪であり、善良な市民を人質にした立てこもり事件と何ら変わるものではない。だから、事件の解決にあたって、何ら犯人に見返りを与えたり譲歩する必要はなく、強硬突入による解決も場合によってはアリだと思う。とはいえ、人質を救出する過程では、食料や水を与えることも必要。そんなところだろうか。 拉致被害者家族たちの帰国は、主権侵害に対する原状復帰という大前提を守るためにはぜひとも必要であったが、子どもたち自身の人生にとって、帰国がベストであったかどうかはまた別の問題だ。あのような特殊な政治体制の中でかなりの制約があったとはいえ、子どもたちにもそれぞれの友人があり、あるいは恋人もいたかもしれない。それらが、国どうしの協議で一瞬にして引き裂かれてしまうことにも配慮が必要だろう。 曽我さんの家族の問題を含めて、いちばん望ましいのは、それぞれの家族が、望む場所に住み、自由に往来できるということなのだろう。しかしそれが実現するためには、あちらの国のほうが変わる必要がある。幸い、犯人一人の人質事件とは異なり、国というのは体制が変わることでいつでも理想国家に生まれ変わる可能性を持っている。北朝鮮の大多数の人々もそれを望んでいるはずだ。 空気入れの要らない自転車と空気の要らない自転車 日曜日の朝6時半頃「新ニッポン探検隊!」という番組で、空気入れの要らない自転車という発明を紹介していた。要するに、「エアーハブ」と呼ばれる自動空気補充装置が装備されており、タイヤの空気圧が低下すると、ハブから自動的に空気が充填される仕組みのことらしい。ネットで検索したところこちらに、開発者自身による紹介サイトがあった。 「空気入れ不要」だとすると、パンクした時はどうやって空気を入れるのだろうと思ったが、何のことはない。タイヤ自体はどんなものでもよく、通常空気ポンプを取り付ける口のところに、上記エアーハブからのパイプが伸びているというだけのことであった。ネジを外せば、空気ポンプからでも充填ができる。 番組では、自転車製造の歴史を塗り替える画期的な発明であると紹介されていたが、さて、どんなもんだろうか。確かにアイデア自体は画期的だとは思うが、毎日自転車で通勤している私の場合、空気入れを必要とするのはおそらく2〜3カ月に1回程度。それも3分で済む。どっちにしても、注入口の「ムシ」が劣化すれば取り替えなければならない。いちばん困るのはパンクした時だ。ま、パンクして自転車屋さんまで自転車を押していく時にも空気が自動充填されれば、多少なりともチューブを傷めないで済むというメリットはあるかもしれないが。 このことで昔から疑問に思っていたのだが、自転車のチューブって、何で空気が抜けるように作られているのだろうか。最初からドーナツ型のチューブに空気を充填し、製造段階で完全に密封してしまえば、空気が抜けるということもあり得ないはずだ。と思ったが、そんなチューブでは取り付け・取り外しが大変であるし、パンク修理も容易ではない。また空気の詰まったチューブでは、部品の運搬も面倒となる。 この問題はおそらく、「空気入れの要らない自転車」ではなく「空気不要のタイヤ」が開発されれば解決するだろう。要するに、中が空洞ではなく、芯まで超軽量で弾力性のある素材が詰まったタイヤがあればよいのだ。これなら、空気が抜けないのでパンクの恐れもない。あるいは、中味が微小な空洞(泡)になっている緩衝材のようなものでもよい。こういう発明って不可能なのだろうか。 脳内エステ IQサプリ 夕食時にこの番組の一部を視た。クイズやトリビア物の中には、過去問揃いで新鮮味に欠ける番組も多いが、ここで出題される内容は、結構、新鮮味があるように思う。 この日に出題された、「0、2、5の強弱関係」とか「『足、肌、目、男、副』の次に来る文字は何か?」といった、私自身にとっては初耳のクイズも出された。ま、その一方で、「副操縦士」と「服装重視」のダジャレや、「3時間映画が標準モード2時間のテープでなぜ録画できたか」といった、思考力養成にはあまり役立ちそうもないようなユーモア重視問題も出題された。このスタイルで番組を続けてもらいたいと思う。 余談だが、毎週のクイズ番組の中で私があまり好きになれないのが、みのもんた氏の「クイズ・ミリオネア」。知識問題としてもあまり意外性が無いし、考えて解く問題でもない。みのもんた氏自身は嫌いではないが、あの、もったいぶった表情はどうかと思う。クイズ番組は、クイズの中味で勝負すべきもの。賞金つり上げのスリルで楽しむのは邪道であるように思う。 |