じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] 恵みの雷雲。写真左下の円内はレーダーで捉えられた雲の様子。↓の記事参照。


7月8日(木)

【ちょっと思ったこと】

恵みの雷雲

 ゼミが終わって外の様子を見たら、妙に暗い。なんと西の空に真っ黒な雲が現れ、稲妻まで走っているではないか。

 落雷による停電の恐れもありと判断し、自転車のペダルを力一杯こいでアパートに戻った。写真は、アパート前から見た雷雲の写真。

 昨日の日記で「梅雨明け疑惑」などと書いたことが天に届いたのだろうか。まもなく大粒の雨が降り出した。こちらのデータにあるように、降雨量そのものは岡山市内では3.5mm程度と大したことは無かったが、驚いたのは気温の変化である。この日の最高気温は35度。雷雨が始まる前の17時に31.7度あった気温は、18時にはなんと24.3度。1時間で7度以上も下がったのである。このおかげで、9日朝の最低気温は、23度台まで下がり、久しぶりにエアコン無しでぐっすり眠ることができた。

 連日の猛暑で苦しんでいた人間にとっても植物にとっても、まさに恵みの雷雨となった。




プロ野球1リーグ制を面白くするために「大貧民制」を提案する

 各種報道によれば、先日の近鉄・オリックス合併協議に続いて、パリーグ内でもう1球団合併の話が進んでいるとか。ファンや選手の反対の動きは承知しているが、現実的にはこれで1リーグ体制への移行がますます現実味をおびてきた。

 1リーグ体制に移行する場合、「1球団が勝ちすぎて独走体制となった時に、どうやって客を呼び込めるか」ということが問題点の1つとして挙げられている。2リーグ制であれば、1つのリーグ内で早期に優勝が決まっても、もう1つのリーグのほうに関心が残る。さらには日本シリーズという楽しみがある。1リーグ制になればこれらは消えるし、1位チームと2位チームのプレイオフなどというのは、いかにもわざとらしく、合理性に欠けるように思われる。

 では、1リーグ制になった場合、どういう形で優勝を決めれば、全体を盛り上がらせることができるだろうか。1つ考えられるのは、勝率による順位づけとは全く別の合理的基準で順位を決め、勝率首位チームと、「別の基準」による首位チームとのあいだで日本シリーズを戦うという方式である。

 では、どういう「別の基準」が考えられるだろうか。

 真っ先に浮かぶのは、大学野球などで広く取り入れられている「勝ち点制」である。この場合、勝率優先の順位と異なり、相性のいいチームに何回勝っても、勝ち点は2点以上はとれない。勝ち点を「別の基準」とすれば、それぞれのチーム間で、勝ち越しを決めるか阻止するかという盛り上がりが期待され、観客動員にプラスに働くものと予想される。

 もっとも「勝率制」の勝者と「勝ち点制」による勝者は同じチームになる可能性が非常に高い。これでは日本シリーズの毎年開催は期待できない。

 そこで、「別の基準」として私が考えたのが「大貧民ゲーム型順位争い」だ。このルールは次のように、きわめてシンプルだ。

  1. 開幕当初の順位は、前年度の勝率順とする。
  2. 首位のチームが3連敗(同一チーム相手でなくてもよい)したら最下位に転落する。
 こうすれば、大貧民制で首位となっているチームを連敗させるために、どのチームも最強メンバーを揃えて試合にのぞむに違いない。そして、いかに勝率が低迷しているチームでも、上位チームが次々と大貧民化すれば、棚ぼたで首位にのし上がることもできるのである。首位になってからは3連敗さえしなければ、そのまま優勝だ。

 なお、日本シリーズは、「勝率制」による首位チームと、「大貧民制」による首位チームの間で行われるが、それらが同一であった場合は、「勝率制」2位のチームと「大貧民制」2位のチームでプレイオフを行い、その勝者を出場させることとすればよい。