じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
寒冷前線が通過し、全国的に最高気温が30度を割り込む涼しい一日となった。8月15日の岡山市の最高気温は28.2度(午前9時から午後9時までの値)。真夏日の連続記録を更新していた東京の最高気温は28.5度(午前0時〜午後3時の間)、最低気温は18.1度であった。なお東京の午前9時〜午後9時の間の最高気温は、なんと21.4度。これでは風邪をひく人も出てくるに違いない。
こういう涼しさの中で秋桜を見ると、名前の通り、秋が近いことが感じられる。 |
【ちょっと思ったこと】
オリンピックは、個人を応援するのか、国を応援するのか 毎朝5時台、6時台のニュースを視ているが、ギリシアと日本の時差の関係もあるのだろう。この時間帯にリンピックのビッグニュースが飛び込んでくることが多い。この日も、トップニュースは「競泳平泳ぎ 北島選手金メダル」、次いで「柔道 内柴選手金 横澤選手銀」、さらに「サッカー男子 予選リーグ敗退」と、オリンピック絡みのニュースがトップ項目を占めた。 こうしたニュースを視ていてふと思ったのだが、NHKも民放も、よほどの注目競技で無い限りは、もっぱら、日本人選手が出場する種目だけを紹介しているようだ。ところが、私がチラッと視た限りでは、柔道も、女子ソフトも、女子体操も、観客席はガラガラであり、ギリシア人にとってはそれほど注目されていないようにも見える。つまり、我々がテレビを通じて知ることのできるオリンピックというのは、競技全体からみればごく一部の側面。ともすれば、それらの情報だけから「今回のオリンピックは、こういうことに意義があった」などと論じてしまう恐れがあるかもしれない。 ま、好む好まざるにかかわらず、現実のオリンピックは、国の威信をかけたメダル争いという側面がある。それならそれでエエじゃないかという見方もあるが、では出場選手たちは「国の代表」という使命を持って試合にのぞんでいるかというと、インタビューを拝聴する限りでは、そういうわけでもなさそうだ。「今回、日本代表に選ばれ、日本の威信をかけて全力を尽くし使命を達成できたことは、生涯最高の喜びであり栄誉であります。ニッポンバンザイ!」などと語る選手は私の知る限りでは一人もいない。 各選手にとって、金メダルは、自分の過去の地道な努力や困難克服の結果として得られた結果であって、感動はもっぱら、そういった個人のヒストリーに即して語られているようだ。ま、それだけ、個人尊重、自由主義が進んでいるということだろうか。 しかし、地道な努力や困難の克服が感動をもたらすというのであれば、何も、日本人選手が出場する種目だけに限らなくてもよいのではないか(2001年8月11日の日記で、世界陸上に関して同じようなことを書いたことがあった)。 このほか、日本人が出場する種目ばかりを紹介していたのでは、日本が不得意とする競技種目の面白さが伝えられないこととなり、結果的に該当スポーツの競技人口が減り、いつまでたっても得意種目に転じることができないという問題もあるように思う。 せっかくの情報遮断が水の泡 昨年は阪神タイガース優勝モード一色の夏であったが、今年は、サッパリだ。 弱気阪神ファンの私としては、阪神が負けるというニュースはストレスになるので、7月くらいから
●阪神、昨季の負け数に並ぶ と書かれてあるではないか。ああ、これでは、情報遮断の苦労が水の泡。 |