じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
台風23号の影響で、大学構内では倒木、農場のビニールハウス破損などの被害が目立った。岡大では暴風警報発令時の休講について明確な規定が無く、今後の安全対策の資料として大学公式サイトのほうに急きょ、被害状況の記録写真を掲載した。台風の最接近時が授業の少ない水曜日午後に重なったことは、学生の安全確保という点からは不幸中の幸いであった。いっぽう、この日は18時頃まで会議が行われた。定足数を満たす必要があるため欠席も途中退席もできない状況にあったが、帰宅時にかなりの危険にさらされた教職員も多かったように思う。
ちなみに、10月22日朝のNHKニュースによれば、広島市でも約60本の倒木被害があった。その大半はヒマラヤスギであり、もともと風圧を受けやすい樹形ことに加えて、剪定が不十分であったことも指摘されていた。 岡大構内の倒木も大部分は、ヒマラヤスギやイブキであった。 |
【ちょっと思ったこと】
Web本棚は面白い 少し前に、某Web日記を通じてブクログ(Book+Log)という「Web本棚サービス」があることを知った。 このサービスは、IDとパスワードを登録すると専用の本棚が開設される。ISBNを入力すると、当該の本がカバー付きで本棚に並べられる(←ISBNの無い古書のほか、洋書や雑誌は追加できない模様。一部の本はカバー無しとなる)。私もさっそくこちらに、最近授業で紹介した本や、手元にある趣味の本などを登録してみた。 この「Web本棚」の機能は、単に、自分の書棚を晒すということだけではない。ある程度本を並べると、「この本棚と似てるかも本棚」へのリンクが現れるようになる。今のところ「似ている」といっても単に同じ本をたくさん持っているのかどうかという程度の判別であるように思われるが、将来、統計的手法を使ってジャンルの類似度まで考慮されるようになれば非常に意義深いことになると思う。 また、自分が並べたそれぞれの本について、他にどこの書棚にあるかが分かるようにもなっている。例えば、少し前に『臨床行動心理学の基礎』という本を登録した。この本はたいへん意義深いが、かなり難解なところがあるので滅多に読まれないのではないかと思っていたが(←久保田さん、ごめんなさい)、数日後にチェックしたら、もう1カ所、「本棚@裏表」という所にも並べておられることが分かった。本棚所有者のプロフィールをみると、なっなんと、日記才人登録のWeb日記で花の写真をいっぱい掲載している方であることが分かった。 このようなリンクにより、同じ本について相互に語る機会も増えるし、また、無くしてしまったりすでに絶版になってしまった本について、他の所有者に問い合わせることも可能となる。 このほか、(私自身はなかなか時間がとれないが)レビューをちゃんと書けば、それだけで独立したWeb日記にもなりうる。 このサービスの難点は、アクセス集中により表示や入力で待たされる時間帯があること、また、どうやら個人の善意で開設されているサイトであるらしく(←未確認)、メンテや継続性に不安が残るということにある。日記才人の場合は、更新報告やリスト表示で滅多に待たされることが無いが、こうして考えてみると、処理のスピード向上やメンテの面で、池川オーナー、エンドー氏、daisuke氏を初めとする日記才人運営グループがいかに向上に尽力されてきたのか、改めてその偉大さに気づかされる。 台風23号の教訓 今回の台風23号は、10月20日13時ごろ、高知県土佐清水市付近に上陸し、大阪・泉佐野市、さらに東日本を縦断して、21日朝には茨城県沖に抜けた。 この台風のいちばんの特徴は、進路の北側にあたる岡山県、兵庫県、京都府で大きな被害を出した点である。これまでの「常識」では、台風の強い雨雲は中心の南東側にあり、進路の左側は「可航半円」などと呼ばれ、相対的に安全であると思われてきた。 今回その「常識」が覆されたことについて、デジタル台風のウェブログ(10/21付)では、 以下は単なる推測に過ぎませんが、これには季節的な要因が関係しているのかもしれません。10月下旬ですでに寒くなった日本を暖かい空気をもつ台風が突っ切ることになったため、日本全体が暖かい夏に比べると台風の北側での寒気と暖気の温度差がより大きくなり、より激しい気象現象が発生してしまったのではないでしょうか?という仮説が立てられている。素人の私には正確なところは分からないが、その可能性は大いにありうると思う。 となると、台風情報の報道でも、中心の位置ばかりでなく、レーダー雨雲の様子をできる限り克明に伝える必要がある。また、ネット上で公開されているレーダー雨雲の様子は台風が近づくとアクセスが集中してしまう。今回もアクセス集中に対応して「最軽量版」が用意されていたが、私のところからはなかなか閲覧できなかった。 なお、次の台風24号だが、今のところ、米軍合同台風警報センターでは、台湾方面への進路を予想している。大陸から優勢な高気圧が張りだしてくる季節でもあり、いくらなんでも本土上陸はあるまいと思うが、念のため注意が必要だ。 10月下旬とはいつから? こちらに、 ホームページ容量が最大300MBに大幅アップ!というお知らせがあるが、21日の時点でファイルマネージャーから容量をチェックしたところ、相変わらず25MBまでしか容量が設定されていなかった。10月21日以降は、ふつう、「下旬」と呼ばれるのではないだろうか。 |