じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
研究室内の洋蘭2種が見頃となった。これらの株は、特別の世話をしているわけではない。真夏は屋外の日陰でほったらかし、冬は窓際で適度の湿度を与えながら育てている程度。この湿度は体にもいいようだ。
昨年1月16日の日記にも書いたが、ここ数年全く風邪をひかなくなった理由として、こうした適度の湿気の中で一日の大半を過ごしていることを挙げることができるように思う。 |
【ちょっと思ったこと】
他人の空似 脱北者が北朝鮮から持ち出したとされる男女の写真が失跡した2人と酷似していたおり「拉致されたのは確実」と発表されていた件で、その後、写真の男女は実は韓国在住の脱北者で「拉致被害者でない」と話していることが分かったという(こちらの記事参照)。 「酷似している」と報じられた時のニュースはテレビでも視たが、確か、耳の形が似ている、と自信ありげに解説されていたように思う。その後今度は「耳の形は似ていない」という判断も出たようだが、素人にはどっちにも見える。今回の「勇み足」が、拉致問題究明を妨害する勢力に利用されなければいいのだが...。 「酷似している」というと御本人には失礼かもしれないが、大相撲で活躍している黒海は、以前から、そっくりな外人を見たことがあると思っていたが名前が出てこなかった。昨年夏にボリビアの教会を訪れた時にやっとその名前が出てきた。どこぞの壁画のキリストのお顔にそっくりだったのである。 他人ではなく双生児となるとお顔の見分けがつかないことはしょっちゅうある。夕食時に某家族が視ていた「爆笑おすピー大問題」に出てくるおずぎさんとピーコさん(←そういや、誕生日は1月18日だったようだ)は、私には全く区別がつかない。 NHK vs 朝日新聞 このところ、NHKと朝日新聞が「番組改編問題」をめぐって激しく対立している。朝日新聞が18日に「検証記事」を掲載したところ、19日の19時台のNHKニュースはトップ項目の1つとして、松尾放送総局長(当時)の記者会見と、安倍、中川両氏の発言を、かなりの時間を割いて放送していた。20日の朝日新聞にはさらにそのことへの反論として「元総局長、発言翻す」というような記事が掲載されていた。 一般性のある重要な問題が背景にあることは承知しているが、NHKと新聞社がそれぞれ、自分が正しいという情報だけを一方的に流しても、視聴者(読者)としてはそのまま鵜呑みにするわけにはいかない。どうせ裁判で争われることになるのだろうから、その場で、証拠に基づいて応酬してもらえばよいという気もする。 どちらが正しいかという問題は別として、このことをNHK定時ニュースのトップ項目に含めることについてはちょっと反発したくなる。テレビのニュースというのは、国民にとって重要なこと、国民が知りたいことについて情報を伝えるべきものである。NHKの反論は、必ずしも国民的関心事ではなく、他の重要ニュースに先んじて時間を割くべきほどのものではない。別枠で深夜に特別番組を組んで、疑問を持っている視聴者だけに伝えればそれでいいのではないか。19時台のニュースのようなところで、元総局長の会見と政治家の反論をセットにして報じると、逆に、政治家とスクラム組んで反論しているという印象を与えてしまう。 朝日新聞記事のほうも別段読みたいとは思わない。但し、テレビニュースと違って、新聞記事は拾い読みできるし、どうしてもイヤになったら購読中止すれば済むことだ。受信料を強制的に取られているNHKの場合とはやや性格が異なる。 発端となった番組改編自体については、その番組を視ていないので何ともコメントできないが、一般論として私個人は、NHKは、民間では放送できないようななジャンルに限って番組を作ればよいという考えを前から持っている。具体的には、緊急災害時の速報、事実の正確な報道、多様な意見の紹介、民放では放送困難な教育・教養・福祉番組など。大リーグ中継、大河ドラマ、映画などは民放でもできるので不要。その分、受信料を安くすべきであるというのが私の持論である。 |