| じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 | 
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| ![[今日の写真]](_50210pic-s.jpg)  | 寒風に晒されてドライフラワー化したレオノチス。昨年12月5日の日記に掲載した花と同一。 | 
| 【ちょっと思ったこと】 ありがたい三連休 健康には自信のある私であるが、先週の上京後、少々体調を崩し、早朝と夕食後の散歩を2日連続で休んでしまった。2月中旬は、卒論査読と試問、大学院(博士後期、前期それぞれ)入試のほか、学年別の年度末発表会などが重なり、一年中でいちばん体調を崩しやすい時期でもある。そんななか、11日からの三連休はまことにありがたい。外出はできる限り避け、来週の繁忙期に備えたいと思っている。 | 
| 【思ったこと】 _50210(水)[教育]我が国の高等教育の将来像(4)教授と准教授はどこが違う? 2月6日に東京八王子・大学セミナーハウスで行われた、 ●「我が国の高等教育の将来像」 というセミナーの感想の続き。 中教審答申の内容はこちらにWeb公開(pdf形式)されているので、併せて御覧いただきたいと思う。 さて、今回の答申の中で比較的話題性がありマスコミからも注目されていた内容の1つに、 ●助教授の代わりに「准教授」、助手の一部を「助教」に という提案があった。答申本文の28頁以降を引用すると 
 ということもあったので、質疑の時間に 教授と准教授はどこが違うのか? 教育・研究上の役割において差がないのであれば、最初から教授として採用すればよい。若手の教授候補を准教授として採用するというのは年功序列的な発想ではないか。というような質問をさせていただいた。 これに対しては、1つは、強固な講座制をしいている学部(医学部)が依然として存在し、そこでは、教授と准教授の区別がどうしても必要であること、また、今回の答申の文面だけからは教授と准教授の違いはどこにも明記されていないが、関連法令の中には、教授だけに与えられた管理運営上の職務・権限が記載されており、「法改正はなるべくシンプルに」という原則上、やはり、区別をつけておく必要があるという回答をいただいた。 いずれにせよ、法人化後の国立大学では、教授と准教授の比率が各大学で独自に決められるようになった。従って、教授ポストを増やすことの一番のネックは、人件費総量抑制との兼ね合いである。給与体系の抜本的見直しと一体化して議論しなければ何も変えることはできない。議論が遅れることになれば、結果的に、優秀な若手助教授(准教授)の昇進を遅らせることになりかねないように思う。 |