じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] モバイルハードディスクとポータブルハードディスク。写真上はカード型5GB。写真下はUSB接続40GB型。↓の記事参照。


2月16日(水)

【思ったこと】
_50216(水)[電脳]HDDないパソコン?

 アサヒコムの2/15付けニュースに「HDDないパソコン、安全診断サービス…情報流出対策で」という記事があった(新聞記事では2/16付け)。

 私のような世代で「ハードディスクドライブ無いパソコン」と言われると、真っ先に思い浮かべるのは、フロッピーディスクで立ち上げるPC9801シリーズである。あの当時は、まずAドライブに、5インチのシステムディスクを挿入しパソコンの電源を入れる。データディスクはBドライブである。従って、仮にパソコン本体が盗まれても、フロッピーディスクさえ厳重に管理しておけば機密情報が流出する恐れは全く無かった。

 記事やメーカー発表のニュースを拝見したところでは、このシステムでは、情報はパソコン外で保管され、パソコン側では大量記憶媒体を内蔵しないばかりか、外部記憶装置をつないでも情報の保存ができない仕組みになっているという。なるほど、ここまで徹底すれば、顧客の個人情報流出は避けられるわけか。

 ここで言われている情報管理とは性格が異なるが、ネットを通じて討議資料を呈示するという程度のことであれば、私自身、インターネットディスクを日常的に使っている。例えば、ゼミの学生から提出された論文下書きをフォルダに格納し、ゼミ内で閲覧。利用者限定の掲示板にコメントを書かせるといった時。委員会の討議資料や報告書回覧なども同様である。もっとも、先日問い合わせたところ、このインターネットディスクは、個人契約&クレジットカード決済しか受け付けていないとのことだった(但し、企業や学校向けには、InternetDisk ASPという別のサービスがある)。




 ところで、元のニュースには、「パソコンを盗まれたりなくしたりしても、外部への情報流出の危険性が激減する」と書かれてあったが、営業関係の仕事をしている人か、出張など特別の用事がある人でない限りは、パソコン本体ではなく、各種記憶媒体のみを持ち歩くのが普通ではないかと思う。

 私のゼミでは提出リポートはすべてファイルで受け取ることとなっているが、少し前のフロッピーディスクに代わって、最近では、USBフラッシュメモリを持参する学生が多数を占めるようになった。

 私自身の場合はフラッシュメモリでは容量が足りないため、2年半ほど前から、自宅と研究室のデータ共有には、PC CARD型のモバイルディスク5GBを使い続けてきた。また、このこともあって、デスクトップパソコンのほうも、PCカードスロット標準装備の機種にこだわっていた(ちなみに、モバイルディスク導入以前は、100MBのZIPディスクを愛用していた)。

 しかし、最近、この方式をそろそろ変えようかと思うところがある。一番の理由は、研究室のデスクトップのPCカードスロットが、ハードウェア的に突然認識されなくなってしまったこと。現在、応急措置として、だいぶ昔に購入してあった外付けのPCカード用のリーダー・ライターをつないでいるところであるが、この製品自体はすでに製造中止されており、代替品も見つからない。むしろ、このページの写真にも紹介したポータブルハードディスクのほうが容量、価格、USB接続という点で遥かに汎用性が高い。現在のところ、平日はモバイルディスクのみ、出張先などにはポータブルを併せて持参することにしているが、いずれはポータブル一本に移行しようかと思っている。