じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
日だまりで寄り添う(←交尾中?)ナナホシテントウ。 |
【思ったこと】 _50304(金)[日記]ブログ急増で、改めて感じる「日記才人」の意義(3)日記猿人・才人の歴史に示された人間の性(さが) 3月2日の日記の続き。前回の日記では日記猿人裏年表などへもリンクしながら、日記才人やその前身である日記猿人で生じた種々の「事件」を振り返ってみた。 人間の世界一般に当てはまることだが、たくさんの人が寄り集まるコミュニティでは、ごくわずかながら、自分だけが有利になるようにシステムを悪用したり、イタズラをして管理者を困らせたり、何らかの悪意をもって嫌がらせや妨害活動をたくらむ者が出てくる。また、悪意は全く無いのだが、コミュニティの趣旨や手順を理解せず、自己流で事を運んでしまうことによって他者に迷惑をかける人も出てくる。上記の裏年表は、まさにそういった人間の性(さが)と、それを克服していった集団の英知の蓄積であると言えよう。 あくまで私自身が理解・記憶している範囲で言えば、例えば、日記猿人の初期の投票システムは、Eメイル送信機能を使っていた。ところが、当時のブラウザのメイル送信機能では、送信者の「アドレス」を容易に書き換えることができたため、これを悪用して(もしくはイタズラ目的で)、特定のWeb日記の得票数を大幅に増やすなどという行為が行われるようになった。そこで、日記猿人/日記才人のシステムでは、管理者の献身的なご尽力により、同じIPアドレスからの投票は1日1カウントとする仕掛け、さらには、ユーザー登録やクッキーを使った投票システムへと進化をとげていった。 日記猿人/日記才人ではまた、自分の更新報告を目立たせるために、「一行コメント」のフォントを大文字にしたり、新作リストで目立つように一日に何度も更新報告を繰り返すという「空(カラ)更新をする人が出てきたため、それを防止する措置がとられるようになった。 まもなく10年を迎える日記猿人/日記才人には、こうした長い経験の蓄積がある。急増しているブログサーバーも、多かれ少なかれ、その経験を取り込んだシステムになっているはずだ。 次回は、日記才人以外のランキングシステムや、Web日記レンタルシステムなどについて考えてみたいと思う。 |