じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
郵政民営化法案提出をめぐり自民党執行部の会合の映像をしばしば目にするが、私がいちばん気になるのは、テーブルの上の灰皿である。公的であれ私的であれ、いまどきタバコを吸いながら会議をするなどというのは信じられないことだ。健康増進法の受動喫煙防止対象施設に含まれるかどうかは別として、会議参加者や報道陣の中にもタバコの煙が苦手の人は多いはず。どんなに有能であったとしても周囲に配慮せず煙を燻らせるような政治家は、私は絶対に支持しない。
余談だが、4月13日(水)の夕刻には新年度の懇親会が予定されている。昨年と同じことが起こらないよう、幹事諸氏にはご配慮願いたいところだ。 |
【ちょっと思ったこと】
団塊のちょっと下の世代 NHKクローズアップ現代で「シリーズ・団塊世代を放送している。団塊の世代というのは第二次大戦後の1947年から1949年に生まれた世代のことを言う。私は1952年生まれなので、「団塊のちょっと下の世代」ということになる。 「団塊の世代」を最初に実感したのは、小学校の教室の数であった。私が小学校に入学した頃は、ちょうど団塊の世代が4年生から6年生として通学しており、一学年のクラスの数はたぶん8〜10くらいあったと思う。そしてそういう先輩たちが卒業したころから、空き教室が目立つようになってきた。そういう部屋は白黒テレビを1台置いただけの「視聴覚室」とか、「第二理科室」「第二音楽室」などと呼ばれていたようだが、あまり使われていなかったように記憶している。 大学院に入学した頃は、博士(後期)課程やオーバードクターに団塊の世代が籍を置くようになった。そのせいなのか京大だけの特色なのかはよくわからんが、私が後期課程に進学した頃は、大学院生よりもオーバードクターの数のほうが多いという異常事態となり、そう簡単には就職できないという状態が何年にもわたって続いた。 いずれにせよ、「団塊の世代」が「企業のあり方から流行まで、戦後日本のあらゆる側面に大きな影響を及ぼしてきた」となると、我々「団塊のちょっと下の世代」は、シラケの世代などとも言われ、主体性の無いままにその後追いをし、ある時は団塊の世代の恩恵を受け、ある時には彼らのお古に甘んじなければならない生活を送ってきたということになる。 さて、民間企業では「2年後の2007年、この「団塊の世代」が60歳となり、大量の定年退職者が発生する。」という。これによって、高齢者の雇用や活躍の場が開拓され、また高齢者向けの住宅リフォーム、福祉施設の拡充が進む。まずは量が優先され、次いで質による淘汰が始まる。「団塊のちょっと下の世代」はまたまたその恩恵を受けることになりそうだ。 いっぽう多くの国立大学の定年は65歳となっている。大学教員が大量退職時代を迎えるのは7年後あたりになりそうだ。むしろ、ここしばらくは、団塊の世代が学部長などの要職に就き、大学の管理運営で中心的役割を果たしていくだろう。「団塊の世代」の主導による急ピッチな大学教育改革に対して、「団塊のちょっと下の世代」はシラケた目でそれを受け止め、主体性を保てないままに後追いしていくことになるのかもしれない。 9万5000円で買ったノートパソコンの修理代が6万3000円とは!? 授業専用に使うはずだったノートパソコンの液晶画面がちらつき、上下2段に二重に表示されるようになった。生協経由で修理見積もりを依頼したところ、液晶パネル交換とユニット修理のため、なんと6万3000円かかるとの連絡が入った。このノートパソコンは、9万5000円で購入した旧機種である。「Intel Pentium 3 拡張版/750MHz/256MB固定/HDD 30GB/USB 1.0×2、Officeプレインストール」という仕様で修理代6万3000円も出すわけにはいかない。見積り料負担を覚悟で修理をキャンセルした。 しかし、こうして考えてみると、ノートパソコンというのは、何か故障した時に融通が利かない代物である。デスクトップならば、ディスプレイが壊れても本体は生きる。逆にディスプレイが壊れたらそれだけを買い換えればよい。その場合、3万円もあれば十分だろう。 もっとも、このノート、プレゼン用としてはまだ使い物になりそう。修理見積もりに出す前にチェックしたところでは、外部ディスプレイに接続した時には正常に映ることを確認できているからだ。授業のプレゼン用の場合は、どうせビデオプロジェクターに画面を映し出すわけだから、ノートの液晶画面を見なくても操作は十分できる。かえって用途が限定されたよかったかもしれない。 今回の場合、特に落としたり強く圧迫したような不手際はなく、故障の原因はイマイチ不明。メーカー側には何ら責任は無いのだが、購買者側の心理としては、やはり、損をしたという印象が強い。Win95時代からノートパソコンはこのメーカー中心に買い換えてきたところであるが、こういうことがあると、別のメーカーに乗り換えようかという気にもなってくる。 |