じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] テヘランからアーモール市(カスピ海方面)に向かう国道からフロントグラス越しに眺めるダマバンド山。
ダマバンド山は富士山と同じ独立峰ではあるが、4000m級の山々に囲まれているため、その雄姿が仰ぎ見られる場所というのはきわめて限られている。テヘランからカスピ海方面に向かう途中で山頂部分が見られるのは5カ所程度。山麓からすべて見られる場所は、こちらの峠の1カ所のみであった。これ以外は、かなり遠くの平地から、もしくは飛行機の上からしか眺めることができない。
ダマバンド山は、そういう意味では、どこからでも眺められる富士山よりは木曽御嶽に似ている。木曽御嶽は、中央西線からは1カ所のみ、あとは開田高原、というように間近に仰ぎ見ることのできる場所はきわめて限られているからである。


8月19日(金)

【ちょっと思ったこと】

浦島太郎気分から抜けつつあるわたし

 イランに滞在したのは8月11日から17日までの6泊7日であったが、このうちホテルでテレビを視ることができたのは実質3日程度であった。

 イランのホテルで視られる唯一の英語ニュースはBBCワールドであるが、日本に関して伝えられたのは
  • 毎日の日経平均と為替相場。
  • 8月15日に小泉首相がapologizeした、というニュース。
  • 仙台市の近くで地震が起こった、というニュース。
の3件のみであった。このほか、17日の午後に、地元の放送局がワールドカップ地区予選のイランvs日本戦を「中継」していたが、これはどうやら、NHKの衛星放送をペルシャ語の解説に置き換えて流していた模様である。

 この期間にBBCワールドで取り上げられたニュースとしては、
  • ギリシアで旅客機墜落
  • ガザ地区入植者の撤退、強制執行
  • ベネズエラで旅客機墜落
など。日本の国政選挙絡みの話題や、「大リーグ速報」、プロ野球ニュースなどは当然、全く伝えられてこなかった。

 日本に戻って驚いたのは、政局の流れの速さであった。「国民新党」やら「新党大地」やら「著名人立候補」など話題は尽きないようだが、うーむ、どうかなあ。

 ネットで検索したところ国民新党の公約というのが見つかったが、なんだかずいぶん抽象的だなあ。検索しているうちに、衆院選:「大樹」、国民新党の支援方針決めるなどというニュースも見つかったが、いっそのこと、「新党」などと呼ばずに、「大樹党」とか「守旧党」と名乗ればよいような気もする。いずれにしても、特定郵便局長が政治に影響力を及ぼしてきたこと自体が間違っているように私には思える。

 小泉首相はとことんマドンナ作戦、猪口邦子氏が出馬受諾などというニュースもあったが、猪口氏と言えば、今年3月に同志社大学で行われた大学コンソーシアム京都のFDフォーラムで基調講演を拝聴したばかりである。サンスポの記事では「マドンナ作戦」の一環として、料理研究家や元五輪選手と同列に紹介されているが、これはちょっと違う。竹中大臣と同様、猪口氏は、むしろ小泉改革の理論的推進者の中心人物の一人であるといってもよい。当選され影響力を及ぼすことになれば、小泉首相がいずれ退陣した後も、自民党は、新古典派経済学を理論的基盤とした改革派の路線を突き進むことになるのではないかと思ってみたりする。

 話題を変えて、スポーツ面では、阪神タイガースが意外と頑張っていたことに驚いた。ひょっとして首位陥落では?と思っていたところでもあったが、死のロードの中で2位中日に3ゲーム差というのは立派である。余談だが、下位迷走中の巨人・広島戦(東京ドーム)の観客が42467人(8/19)というのはさすが人気の巨人だ。巨人戦のTV中継は岡山でも相変わらず続いているようだが、視聴率は維持されているのだろうか。