じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
柳葉ヒマワリ。昨年10月19日の日記と同じ株。丈夫だが、種が散らばって増えることは無さそう。
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【思ったこと】 _51024(月)[心理]短大生の算数力をどう高めるか(1) 某短大で開催された応用行動分析の研究会に参加した。前半は、栄養士資格を目ざす短大生の算数力の実情報告。後半は、算数力向上法についての応用行動分析の最新の知見の紹介と若干の実践報告という内容であった。 「短大生」の「算数力」というと首をかしげるかたもおられると思うが、栄養士の資格取得を目ざす短大生の中には、実際に計算問題を実施してみると、算数力が不足している者がかなりほ比率にのぼるということであった。報告された調査によれば、例えば □gの0.5%は12gです。□に数値を入れなさい。 という穴埋め問題の誤答率は25%、 1個136.5gのりんごが15個あります。全部で何kgですか。小数第1位を四捨五入して整数で答えなさい。 の誤答率は同じく30%であったという。 この種の計算ができないことには栄養士のカロリー計算、栄養成分計算ができない。そこで、どういう原因で誤答が生じるのか、また算数力を改善するためにどういう教育方法が有効か、といった興味深い議論が続いた。 今回の報告を聞いて、少なくとも短大生の一部には、割り算を苦手とする者が一定比率で存在しているということが実感できた。その原因はいろいろあるが、その一因としては、巷で言われている「ゆとり教育の弊害」に加えて、彼女たちが、小学校から短大入学までを、殆ど無試験で上がってきたということも挙げることができそうだ。この種の計算は使わなければ忘れていく。電卓ばかり使うことも計算力低下の一因になっている。 ではどうすればよいのか。公文ドリル型の個別学習のほか、集団場面で、色分けしたプラカードのようなものを挙げさせて回答させる方法、グループ学習法などいくつかの方法が比較検討された。 次回に続く。 |