じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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[今日の写真] 行きがけに機上から眺めたノルウェーのフィヨルド。


4月4日(火)

【ちょっと思ったこと】

エジプト旅行でのラッキーな体験

 「エジプト皆既日食とナイル古代文明の旅」を終えて、5日の夜、無事に岡山に戻ってきた。

 今回のツアーでは、まず何よりも、観測地のエジプト・サルームが天候に恵まれ、雲1つない晴天のもとで3分56秒にわたる皆既日食を眺めることができたのがラッキーであった。この地域は砂漠の乾燥地帯ではあるが、けっこう雲がかかることがある。出発前にCNNの気象サイトでその様子をチェックしていたが、23日頃にはかなり厚い雲がかかっており、実際、現地でも雨や曇の日があったという。そういう中で快晴の巡り合わせにあったのはラッキーであった。

 観測地はリビア国境のすぐ近くで、通常は外国人の立ち入りが禁止されている地域であった。そのこともあって砂漠に咲く種々の草花を楽しむことができた。国境近くではあるが、エジプト軍によって観測地周辺は厳重に警備されており、当日はムバラク大統領が視察に訪れたほどであり治安上の不安を感じることは無かった。




 皆既日食以外のラッキーな体験としては
  1. 行きがけに、機上からユーラシア大陸の東の端、北の端、西の端の景色を眺めることができたこと。もともと通路中側の座席だったが、たまたま一番後ろの左の窓側の席が空いていて移動することができた。出発前の3月24日の日記に書いたように、子どもの頃は私も地図を広げて行きたい場所に思いをめぐらすということがあった。その1つに、当時はソ連の核実験場として有名であったノヴァヤゼムリャというのがあり、いったいどんな「新大地」なのかと思っていたが、今回、その北端のあたりを眺めることができた。同じく、スカンジナビア半島北部のフィヨルドを眺めることができたのもラッキーであった。
  2. アブ・シンベル神殿の光と音のショーの時は満天の星空で、シリウスの下のカノープスまで眺めることができた。ショー自体はそれほど感動しなかったが、ライトアップされたラムセス像はまことに見事であった。
  3. 帰国前日のカイロは前日までの雨のおかげで空気が澄んでおり、遠くからもピラミッドを眺めることができた。
  4. そのほかエジプト各地のスケールの大きい遺跡を見学することができた。


 3月24日の日記で、
本日出発するエジプト旅行であるが、私は昔から、自然風景志向であって、都市観光や遺跡めぐりには全く興味が無い性分であった。皆既日食でも無ければ、たぶんエジプトに行くことは生涯無かったかもしれない。
と書いたところではあったが、エジプトは、皆既日食が無くても一度は行くべしというのが、旅行後の率直な感想。なお、エジプト旅行についての種々の感想や写真は、今後は、楽天ブログおよび、専用のアルバムサイトのほうに掲載する予定。