じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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[今日の写真] アルプス3大名峰のハイキング風景。上の2枚は好天時、下の2枚は悪天時。↓の本文参照。


8月18日(金)

【思ったこと】
_60818(金)[旅行]アルプス3大名峰ハイキング(1)眺めの良さは天候次第

 楽天版じぶん更新日記に記したように、ツェルマット、シャモニー、グリンデルワルトのトレッキングツアーから戻ってきたところ。ここで言う3大名峰というのは
  • ツェルマット → マッターホルン
  • シャモニー → モンブラン
  • グリンデルワルト →ユングフラウ、アイガーなどの山群
のこと。




 今回のトレッキングのいちばんの心配は天候であった。過去に訪れたところは大部分、雨季と乾季がはっきりしている地域であり、多少霧がかかることはあっても、登山が困難になるほどの悪天候はもともと想定していなかった。

 いっぽう今回のヨーロッパアルプスの場合は、太平洋高気圧に覆われて安定する日本の盛夏に比べてもイマイチ晴天率に不安があり、CNNの気象衛星画像などを見ていると、むしろ雲がかかっている日のほうが多いようにも思われたた。

 結果的に完璧に晴れたのはツェルマットの2日間と、グリンデンワルトの1日間だけ。楽天版じぶん更新日記にも書いたが、スイスの観光パンフや旅行社の募集パンフに満載されている美しいアルプスの写真は、一番よく晴れた日に撮影されたものであって、旅行期間中そんなに毎日晴れるわけではない。そんなに晴ればかり続いていたら砂漠化してしまい、高山植物の美しい花など見られなくなってしまう。これからご参加を検討される方は、晴れる確率は1/3くらいであると覚悟されておかれたほうがよいかと思う。

 上の写真のうち、左上(マッターホルン・ヘルンリ小屋往復)と右上(アイガートレイル)のトレッキング風景。これらの日は、最高の天候に恵まれた。いっぽう左下(シャモニー・ラックブラン往復)と右下(シャモニー・エギーユ・デュ・ミディ展望台)は悪天に悩まされた事例。エギーユ・デュ・ミディ展望台は氷点下6度の吹雪で何も見えず、この日の「赤い針峰群トレッキング」は中止となった。

 最後に、今回訪れたアルプスの全体的な印象としては
  • 「美しい風景」としては期待通り。但し、パミールの山々チベットの山々のように畏敬の念をいだかせるような厳しさは感じられなかった。
  • 高山植物の花の多さ、多彩さという点では、パミールやチベット東部をしのぐ素晴らしさがあった。
  • 宿泊施設、交通、トイレなどは、他所のどこよりも完備していた。
といった点を挙げることができるかと思う。