じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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9月12日から13日にかけて岡山市ではほぼ1日雨が降り、72時間雨量は42ミリに達した。これで岡山市の9月前半の総雨量は115ミリで、すでに9月全体の総雨量平年値の7割を超えている。
たっぷり雨が降ったことと、気温が低めなせいだろうか。大学構内各所でキノコが出現している。写真はカラカサタケの仲間。オオシロカラカサタケの可能性もある(大阪市健康福祉局のサイトに毒キノコの食中毒に注意しましょう!という呼びかけあり)。毒キノコのはずだが、ナメクジにとっては好物で、傘が開くころにはすでに穴だらけになっている。 |
【ちょっと思ったこと】
モーサテの「きょうのツボ」 毎朝5時半すぎに散歩、6時頃に戻って、テレビを視ながら食事をしているが、最近は、NHK「おはよう日本」ではなく、もっぱら、ニュースモーニングサテライトを視ている。その終わりのところでゲスト解説者から披露される「きょうのツボ」というのがなかなか参考になる。番組記録サイトには「過去のツボ」も残っている。最近、面白いと思ったのは、 などなど。また、「ツボ」ではないが、最近聞いた話の中では「トレンドとサイクル」が参考になった。私自身は株式投資は一切やっていないが、これらのツボはいずれも行動分析と共通する点が多い。本日朝の「原因と結果」なども、「行動の結果が、行動の原因となる」という行動分析の発想とよく似ている。 |
【思ったこと】 _60913(水)[心理]日本行動分析学会第24回年次大会(9)ゆっくり食べることのダイエット効果? 大会2日目(9月2日)は2会場に分かれて口頭発表が行われた。開始時刻が10時からとなっていたため、ホテル利用者としては始まるのがずいぶん遅いなあと感じたが、これは、関西圏の日帰り参加者に配慮したためらしい。旅費に大幅な差が出るが、時間だけから言えば、京都あたりから電車を乗り継いで参加するのと、岡山から新幹線・新神戸経由で参加するのとでは大した差は無さそう。 私が参加した会場ではまず、 ●食べるペースに違いをつけることが摂食行動のセッション内減少に及ぼす影響 という発表から始まった。ゆっくり食べさせるとダイエットに効果がある言われているが、実際はどうか。ポテトチップス、あるいはソーセージを「普通に食べさせる」群と「よく噛んで味わって食べさせる」群で実験的に比較したところ、総摂取量にはあまり差がないというような結果が得られた。但し、より細かく分析したところ、食べはじめ、途中、終盤のペースには違いがあり、このあたりをうまくコントロールすれば、我慢せずにダイエットするコツがつかめるかもしれない。 質疑では、私自身から、この実験は単一の食品を摂取させているが、そのことによって飽和化が起こりやすい(←すぐに飽きてしまう)可能性は無いのか、複数種類の食品を組み合わせて食べる場面での検討も必要ではないかという質問をさせていただいた。しかし、少なくとも、「もうこれ以上はまずくて食べられない」というほどには飽きられていなかった模様である。 このほか、私のところを卒業したA氏から、肥満改善の行動療法では、、「何分間かけて食べる」、「かならず○○回噛む」というようなもっと具体的な指示が出されているのではないかという指摘があった。これはかなり重要なポイントであると思う。肥満改善をめざすとなれば、たぶん、「よく噛んで味わって食べる」というレベルのペースダウンではダメで、ある程度、あごがくたびれても、苦痛であっても、とにかく、ゆっくりと噛むことが求められるのではないかと思う。それでもなお、単に食事量を制限してひもじい思いをするよりは楽ではないかと思う。 次回に続く。 |