じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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大学構内・本部棟近くのハクモクレン。この種の蕾は、モヤモヤしているせいだろうか、ピントがなかなか合わない。なお、この日、この樹の近くの草むらで、若者たちがダイイングポーズをしていた。何をしているのかと尋ねたところ、ネイチャリング何とかのイベントだそうだ。
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【思ったこと】 _70127(土)[心理]スーツケース1つの老後を目ざす(1) 少し前になるが、研究室にちゃんと保管してあったはずの重要書類がどうしても見つからないという出来事があった。書類そのものは紛失したとしても何とかなるという程度のものであったが、私にとってショックだったのは、自分自身の管理能力の無さに気づいたことであった。 重要書類が見つからない第一の原因は、自分自身の行動をちゃんとフォローできていないことにある。書類を取り出したり運んだりした時に、カバンの中に入れっぱなしにしたり、あとで片付けようとして机の上に重ねたり、あるいは、気づかないままに何かの書類と一緒くたにして別のケースに入れたりすることで行方不明になることはこれまでにもたびたびあった。これは、指差点呼確認でも徹底しないと改善できない。 しかし、そういうミスはどうしても起こるものだ。ミスが起こってもすぐに探し出せれば問題ない。それを妨げるのが不要な書類やモノの山である。 そこで私は誓いをたてた。その書類が見つかるまで、本棚、引き出し、書類箱、カバンなど、あらゆるものを片っ端から点検する。そしてそのさい、今後不要と思われる書類やモノは、新品であろうが高価品であろうが、すべて捨て去ることに決めたのである。書類がいっこうに見つからないこともあって、研究室の中はずいぶんきれいに片付いた。 こうした出来事は私にとって大きな転機となった。「捜索作業」を通じて痛切に感じたのは、ここにある大部分のモノは私にとってはもはや不要であるということだった。具体的には以下のような感じ。
さて、研究室での片付けが一段落すると、こんどは自宅アパートのほうだ。こちらのほうは、何かを捨てようとするたびに妻から「それ、思い出の品だからとっておいて」、「まだ使えるでしょ」、「買った時は高かったのよ」などと言って引き留められる。しかし妻任せにしていたのでは室内ゴミ屋敷になるのは必至である。とりあえず、妻と私の領地を決めた上で、私の領土内にあるものは妻に相談せずにどしどしと捨てることにした。このあたりの処分方針については次回に続く。 |