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「解離性障害」と診断され、日本相撲協会の理事会で帰国しての治療が承認された横綱・朝青龍は29日午後のモンゴル航空・直行便で成田空港をたち、日本時間の19時前、首都ウランバートの空港に到着した。朝青龍は、ウランバートルから西へ約400キロ離れたハラホリン(カラコルム)に向かい、両親が経営する温泉療養地で治療に専念することになるという。1日も早くご快復され、土俵で強さを見せつけてくれることに期待したい。
ところで29日、成田空港では、無言で搭乗口に向かう朝青龍に各種取材陣が群がり、「今のお気持ちを一言」、「日本にはもう戻って来ないのか」、「何も言わずに日本を去るのか」といった質問を浴びせている映像が流されていたが、朝青龍関は公式には「病人」。いくら有名人であり、ファンあっての大相撲であったとしても、本人を傷つけるような質問を浴びせたり、本人の了承無しに寝顔を隠し撮りするような行為は、人権上問題があると思う。少なくとも、転地療養先での過剰な取材は自粛してもらいたいものだ。
写真左は、今回のモンゴル旅行で宿泊したツーリスト・キャンプの1つ。ここのツーリスト・キャンプは、ベッドつきのゲルのほか、食堂、水洗トイレ、温水シャワーなどが完備していた。「サウナ」の看板があったので私の方から問い合わせたところ、1回3ドルで入浴させてもらえることになり、2泊ともたっぷり楽しませてもらうことができた。写真右は、サウナ内部の様子。薪を燃やして熱く焼けた石の上に水をかけ蒸気を発生させるタイプで、水をかけた瞬間は全身大やけどになるのではと思うほどの熱風が出てくるので注意が必要。水風呂は無いが、バケツに溜めた冷水を頭からかぶるだけで十分に効果があった。
朝青龍関に対する執拗な取材が今後も続くようであれば、こうしたツーリストキャンプに移動されるのも一案ではないかと思う。
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