じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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[写真]

 フブスグル湖。モンゴルでは西部のオブス湖に次いで大きく、透明度はバイカル湖に次いで世界第二位であると言われている。こちらに、琵琶湖との比較あり(→なぜか、2005年7月31日以降の更新は無いようだ)。
  • 広さ:2760平方キロ(琵琶湖は672.9平方キロ)
  • 貯水量:3803.3立方キロ(琵琶湖は275立方キロ)
  • 南北の長さ:136km(琵琶湖は63.49km)
  • 標高:1645m(琵琶湖は85.6m)
  • 最大幅36km(琵琶湖は22.8km)


 ↓に関連記事あり。また、楽天版(8/21付け)に別の写真あり。



9月6日(木)

【ちょっと思ったこと】

琵琶湖・鳥人間コンテスト2007

 夕食時に鳥人間コンテスト2007の一部を観た。ウィキペディアの当該項目によれば、この大会は1977年に第1回が開催され、今年で31回目を迎える。但し、強風などのため、一部もしくは競技全体が中止になった年もあった。

 第1回が開催された1977年と言えば私が大学院生の頃であり、その頃から数年に一度くらいの割合で番組を視ていた記憶がある。Web日記に記したのは、 程度であったと思う。いちばん最後に観たのは2003年9月6日、この時には日大機が琵琶湖大橋まで到達し、橋を越えようとしたが許可が出ず、強制着水させられた。その時の日記には、
  1. 科学技術、特に素材の進歩が大きいのだろうが、人力でペダルをこぎながらプロペラを回す飛行機は、琵琶湖をはみ出して飛べるだけの性能を備えられるようになったことが今回のコンテストで証明された。となるとあとはパイロットの体力勝負になってしまうが、これでは技術力を競ったことにはなるまい。
  2. 今後考えられるコンテストとしては 折り返し点を設けて何度か往復できるようにする。しかし上にも述べたようにこれでは体力勝負になってしまう。またあまり飛行時間が長いと、気象条件が変化し、特定チームに不利にはたらく恐れがある。
  3. 8月3日の日記に記したが、人力飛行機の飛行距離の日本記録は、ヤマハ発動機の同好会「チーム・エアロセプシー」が3日に樹立した10.9kmであるという。今回の日大の記録との違いは、おそらく、滑走路から自力で離陸することにあるのではないかと推測される。琵琶湖のコンテストでも今後は自力滑走を求めるのも一案。
  4. もっと広い場所で行う。本日の日記にも写真を載せてみたが、チチカカ湖でコンテストを実施すればはるかに長い飛行ルートが確保できる。しかし、標高3810mにおける空気の薄さの影響は重大だ。専門的なことは分からないが、空気の薄い分だけ大きい翼や推力が必要になるのではないか。となれば機体は重くなる。ところが酸素が少ないため、あのような激しいペダル漕ぎは日本人パイロットには不可能であろうという致命的な問題がありそう。
などと書いたことがあった。2007年は折り返しによる更なる記録更新が期待されたが、あいにくの強風で、どのチームも、遙かに短い距離で着水した。

 あの年はちょうどチチカカ湖方面に旅行した直後であったので、そのことが頭にあったが、チチカカ湖は空気が薄すぎて競技には不適。むしろ、この日記の上のほうに写真を載せた、モンゴル・フブスグル湖のほうが適しているように思う。この湖の南北の長さは136km(琵琶湖は63.49km)あるというから、ここならまだまだ記録更新が期待できる。もっとも、参加者や撮影隊や多数押しかけた場合、水質汚染など別の問題が発生する恐れもある。上記の3.にも書いた「自力滑走」型のルールに変更することが最も現実的かもしれない。