じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 50年前の京王遊園地(1957年9月26日)。元の写真は集合写真であったが、個人情報に配慮し、その上半分に写っている観覧車のみ掲載。
 ウィキペディアの当該項目によれば、
京王電鉄京王多摩川駅付近に1955年4月3日にオープン。1959年にはプールも開設され多くの客で賑わった。京王相模原線延伸のため閉鎖後は京王テニスクラブとなって現在に至っている。
という短い記述のみがあった。ネットで掲載したところ、京王多摩川駅周辺にかつて遊園地が存在していたことをご存知でしょうか。という記事もあった。この付近には京王フローラルガーデン(アンジェ)があり今年の春に2回ほど訪れたことがあるのだが()、そのすぐ近くに、50年前にすぐ近くにあった遊園地で遊んだという記憶は全く蘇らなかった。

楽天版の2月8日及び、2月から3月の日記に何枚か写真あり。


10月9日(火)

【思ったこと】
_71009(火)[心理]日本心理学会第71回大会(18)“ネガティブ”な要因のポジティブな生かし方(4)

 表記のワークショップの参加感想4回目。

 ワークショップでは、坂本氏に続いて、細越寛樹氏による

●悲観的思考がパフォーマンスを高める! 特性的高不安×対処的悲観性=成功

という話題提供があった。

 細越氏の発表でキーワードとなるのは、「特性的高不安」と「対処的悲観性」である。このうち「特性不安」というのは、ひとくちで言えば「不安になりやすい性格(trait)」のことであり、いま現在の状況・状態もたらす不安(状態不安、状況不安)とは区別されている。また、配付資料によれば、対処的悲観性(defensive pessimism)とは、

●自分にとって重要な課題で成功するために有効に機能する悲観的な認知方略

のことであり、DP者と略される。じっさいに行われたNorem & Illingworth (1993)の実験では、
  • 特性不安が高い、対処的悲観者(=DP者)
  • 特性不安が低い、適応的な楽観者(=SO者)
の間では課題に対する不安や遂行成績に差があり、仮説が支持されるという結果になっていた。要するに、DP者は「最悪な状況や感情を書く」という操作で悲観的な状況を考えたほうが遂行成績が上がるが、SO者は、そういう状況を考えないほうがよいという興味深い結果となった。

 もっとも、心理学実験の限界ということもあろうが、ここで行われたのは、暗算課題であり、期末試験や入学試験といったような人生の一大事ではないし、また、特性不安の高低といっても「健常」のレベルの中でも相対差にすぎない。実験で操作できる程度の軽い不安と本質的に同じかどうかは、さらに検討が必要であるように思った。


 次回に続く。