じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 1月25日早朝の金星と木星(06時21分頃撮影)。金星はマイナス4.1等、木星はマイナス1.8等の明るさ。2月1日22時に、0°35′まで接近する。この先しばらく、早朝の散歩が楽しみである。


1月24日(木)

【ちょっと思ったこと】

ハンドボール

 1月24日放送のNHKクローズアップ現代「“中東の笛”疑惑判定の裏側」を視た。ハンドボール予選のやり直し問題についてはこれまでも繰り返し報道されていたが、私自身は実際の試合場面を一度も観たことが無く、これまで何が問題なのかよく分からないところがあった。

 それにしても、不公平な判定があれば必ず映像で検証される。「審判も人間である。誰でもミスがあるものだ」というような屁理屈だけでスポーツ競技が維持できるとは思えない。クウェートが、なぜあれほどまでして自国チームに有利な状況を作ろうとするのか、また、なぜ理事会にクウェート人が3人もいるのか、まだまだ分からないことが多い。

 いっぱんにスポーツでは、審判の判定が勝敗を大きく左右する種目と、陸上競技のようにハイテク技術を駆使し誰の目でみても文句なしというように判定できる種目がある。

 審判の判定が物を言うスポーツでは、しばしば疑惑が取りざたされる。番組でも言及していたが、フィギュアスケートでは、カナダのペアが不公平な判定を受けたことなどをきっかけに、現在のジャッジングシステムが導入されたという。

 すべての種目で機械的な判定ができるようになれば、公平感、信頼性が高まり、より多くの観客を集めることができるようになるだろう。とはいえ、刻々と場面が変化する対戦型のスポーツでは、時計や物差しだけで判断を下すことはできない。映像に頼れる部分は多いが、いちいち録画・再生を繰り返して判定していたのでは競技の進行が遅れてつまらなくなってしまう。不公平かどうかということと信頼性があるかないかは別問題であり、後者についてはある程度寛容であってよい。野球の判定ミスなどもしばしば話題にされるが、両チームに公平である限りは、ボールとストライクの判定を含め、ある程度のミスは許容せざるをえないだろう。