じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 岡山大学構内のお花見(24)ハクチョウゲ(ダンチョウゲ?)

 あまり日当たりの良くない場所に植えられている。開花期以外は目立たず、葉っぱを見ただけではイヌツゲだろうと思ってしまう。ハクチョウゲの園芸品種にダンチョウゲというのがあるそうだが、並べて比較したことがないので、私には区別がつかない。


5月23日(金)

【思ったこと】
_80523(金)[心理]いまどきの地域通貨(2)浦島太郎な私

 地域通貨は各地で試験的に導入され、実験レベルではそれなりの成果が報告されているものの、その後、長期間にわたって継続され地域に定着したという事例はそれほど多くないように思う。 

 このあたりについては、2005年8月21日の日記で考察したことがあった。

 ちなみに、私自身が参加していたエコマネーの団体は、その後、「エコミュニティ」と改称されたが、2006年11月02日付けのネットニュースによれば、2006年10月に、「諸般の事情(複合的要因)により解散」されている。

 Googleで「地域通貨」を検索すると、2008年5月24日早朝現在では88万1000件がヒットする。このうち

日本の地域通貨

というサイトが2番目にランクされていたが、「最終更新:2002年10月28日」となっていて、かなり古い。

 3番目にランクされていた

地域通貨全リスト

は「2008.2.18現在」となっていて、こちらは比較的新しい更新日となっていたが、試しに岡山県内のリンク先をたどってみた限りでは、リンク切れになっていたり、リンク先の更新が数年間以上止まっていたりするなど、必ずしも活性状態には無いことが伺える。




 地域通貨の普及・推進と言えば、K氏の貢献が極めて大きいように思うが、Googleで検索した限りでは、最近のご活躍を伝える記事は見つからなかった。また、かつてK氏が創設した「エコマネー」は、その後、2005年の「愛・地球博」に導入され、

EXPOエコマネー

という形で現在も継承されている模様である。

 そのいっぽう、「エコマネー」で検索すると、「エコマネーネットワーク」という環境gooの紹介記事がヒットするが、これはどうやら過去の活動記事の残骸のように見える。

 地域通貨導入の先進的な活動として知られる、

くりやまコミュニティネットワーク

は、19年度頃までの記事が残っているが、19年5月頃に「地域通貨クリン休止後処理」、「地域通貨クリンVer.2計画」という記載があるのが気になるところだ。このことについては、私自身は、何も情報を得ていない。

 かつてエコマネーのシンポジウムでも注目度の高かった活動として、もう1つ、

千姫プロジェクト

というのが知られているが、こちらは最新情報が2004年5月8日となっているだけで、その後の活動状況は不明である。

 最近の情報についてはまだよく分からないが、こうして見ると、まるで浦島太郎気分。別段、竜宮城で遊んでいたわけではないが、久しぶりに地域通貨の情報を収集してみたら、
「おかしなこともあるものだ。たった三年のあいだに、みんなどこかへ行ってしまうはずはない。まあ、なんでも早くうちへ行ってみよう」  こうひとりごとをいいながら、浦島はじぶんの家の方角(ほうがく)へあるき出しました。ところが、そことおもうあたりには草やあし[#「あし」に傍点]がぼうぼうとしげって、家なぞはかげもかたちもありません。むかし家の立っていたらしいあとさえものこってはいませんでした。いったい、おとうさんやおかあさんはどうなったのでしょうか。【出典は青空文庫
という状況になっているような気がしないでもないなあ。

 次回に続く。