じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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§§ 岡山大学構内でお花見(62)文句の付け所のない満開のコスモス

 10月16日の日記に掲載した農学部のコスモスがその後ますます花を開き、文句の付け所のない満開の状態となっている。



10月20日(月)

【ちょっと思ったこと】

プロ野球観戦界から引退するわたし

 このたび、諸般の事情により、プロ野球観戦界から完全引退することを決意した。「プロ野球界から引退」というのは選手や監督が現役を退くことを言うが、ここでいう「プロ野球観戦界から引退」とは、テレビ中継を観たり、プロ野球のことを話題として取り上げるような活動から手を引くという意味である。

 日々の生活の中で、スポーツ観戦というのはそれなりの楽しみを与えてくれるが、うーむ、どうも、ここ1カ月余りのセリーグの状況は、私個人にとっては精神衛生に悪いばかりで、生きる喜びを与えてくれるようには推移しなかった。これを機会に離脱をしておけば、その方面からのストレスを受けずに済む。

 各種スポーツの中で私が関心を持てる領域はますます限られてきた。サッカー、ゴルフ、テニスなどにはもともと全く観ていなかったし、比較的関心のあった大相撲も、朝青龍出場停止以降のドタバタですっかり興味を失っている。残る関心は陸上の競走種目くらいかなあ。

【思ったこと】
_81020(月)[心理]日本心理学会第72回大会(24)認知症の生と死を考える(1)

 今回から、大会2日目午後に行われた

認知症の生と死を考える

というシンポジウムについて、メモと感想を記すことにしたい。

 ダイバージョナルセラピーの活動をしていることもあって、認知症関係のシンポやワークショップにはできるだけ多く参加する計画を立てていたのだが、今回のこの企画は、日本心理学会のシンポとしては一風変わったところがあった。

 まず、話題提供者3氏が、いずれも医師あり、日本心理学会の会員ではない方ばかりであった。また、通常、シンポやワークショップというと、それぞれの領域の最先端の研究成果を紹介するという内容を期待するところであるが、今回の場合は、長年、認知症医療に携わって来られた方々の体験談が中心という印象が強かった。

 もっとも、企画者ご自身も言っておられたように、今回招聘された3氏は、認知症医療では相当に名が知られた方々ばかりであり、しかも、3氏が揃って話題提供される場というのは、おそらくこれが最初で最後ではないかという貴重な機会でもあった。エビデンスに基づく最先端情報はもちろん必要だが、しばしば、大会直前に慌てて二次情報を集めてパワーポイントにまとめ上げるといった発表も少なくない。今回のような、豊富なご経験に基づくお話はそう滅多に拝聴できるものではないし、言葉の1つ1つに実感が籠もっていて、知識を伝授されたというより、医療に取り組む姿勢に共感するといった印象の強い2時間であったと思う。

 次回に続く。