じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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農学部前の楷の木の紅葉がいよいよ最終盤を迎えた。毎年のことだが、ここの楷の木は南側(手前)の雄株(オス樹)が先に落葉する。南側にあるからなのか、オスとメスの違いなのかは不明だが、女性のほうが寿命が長いという人間の特徴とよく似ているようにも見える。
20日前に撮った写真がこちらにあり。 |
【ちょっと思ったこと】
恒例、紅白出場者のうちの「全く知らない」率 NHK紅白歌合戦の出場者が発表されたということで、恒例の「全く知らない」率をチェックしてみた。昨年のデータは2007年12月5日の日記にあるが、今回は少々分類を変えてみた。「藤岡藤巻と大橋のぞみ」は名前は到底覚えきれないが、ポニョの歌だけは出だしだけ知っている。平井堅は何年か前に大きな時計の歌を歌っていたと記憶しているが、あれって持ち歌になるのだろうか。
余談だが、夕刻、ちょうど家に戻った時に視ていたフジTV系の「スーパーニュース」で、速報と称して、紅白初出場者の喜びの声が伝えられていた。確かに速報性はあるだろうが、民放のニュース番組でNHKの番組出場者を紹介するというのはちょっと意外であった。紅白歌合戦の時間帯に放送される自局の番組のことは気にしなくてよかったのだろうか。 |
【思ったこと】 _81125(火)[心理]日本心理学会第72回大会(50)環境配慮行動をおびやかす10匹の怪物(2) 昨日の続き。 講演ではまず、環境心理学の成立とその概要について紹介があった。環境心理学が公式に始まったのは1960年代であり、当初は、建築物や景観のデザインが主要な研究テーマであったようだが、すでにいくつかの環境保護に関する研究も行われていた。また、現在では、環境配慮行動、持続可能性、回復について、重点的な取り組みが行われているということであった。 紹介されたトピックの中で興味深かったのは、「国際宇宙ステーションの入居後評価」、「ブリティッシュ・コロンビア州における大型野生動物と人間との葛藤」、「社会的規範を変えることで車の使用を減らす」、「質の悪い住宅が子どもたちに与える影響」などの研究である。詳細は聞き取ることができなかったが、社会的ジレンマの一般モデルというのも提唱されていた。 最近の世界規模の経済危機の中で特に気になるのは上記のうちの「社会的規範を変えることで車の使用を減らす」という部分だろう。最近のニュース(11/17)の中で、オバマ米次期大統領が「このような(米経済の)状況下で自動車業界が完全に崩壊すれば大惨事になる」と述べ、自動車業界への支援は必要との認識を示した、というようなことが伝えられているが、今の資本主義社会の中ではおそらく、経済的にある程度ゆとりがある時は環境問題にも関心が向くが、せっぱ詰まってくると、例え地球上が温室効果ガスに満ちあふれたとしても、できるだけ多くの人が自動車を購入し、それを乗り回すことが善であるとみなされることになってしまいそう。産油国の大金持ちの中にも、同じような考えをもつ人が多いのではないだろうか。 というようなこともあり、「社会的規範を変えることで車の使用を減らす」ということが、うまく軌道に乗るのかどうかはかなり疑問と言わざるを得ない。 次回に続く。 |