じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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2009年版・岡山大学構内でお花見(33)ナガミヒナゲシのお花畑

 一般教育棟構内で見つけたナガミヒナゲシの「お花畑」。
 ナガミヒナゲシは各所に咲いているが、広い敷地にこれだけいっぱい咲いているのは、大学構内ではここだけではないかと思われる。この花は、「お花畑」としても見応えがあるが、一輪一輪にも特徴があって面白い。写真左下は白色系。写真右下は花を開く直前の様子。2007年4月27日の楽天版に、ユーモラスな蕾のコレクションあり。


4月28日(火)

【ちょっと思ったこと】

豚インフルエンザの脅威

 メキシコで発生した豚インフルエンザについて、世界保健機関(WHO)は27日、インフルエンザの世界的大流行に対する警戒水準(フェーズ)を現行の「3」から、新型インフルエンザ発生を認定する「4」に初めて引き上げた。これにより、日本国内の空港でも機内検疫などの対策がとられるようになったという。

 4月26日の日記に書いたように、大型連休中の旅行先として、

●4/30発 メキシコの名峰トルーカ山登頂とティオティワカン遺跡 7日間

というツアーを検討したこともあった。このツアーはその後満席となったが、4/28付けの感染症危険情報(メキシコ)「不要不急の渡航は延期してください。」という発出により、おそらく直前で出発見合わせになったものと思われる。イエメンでの治安情勢悪化や、3月のチベット入域禁止などもそうだが、ひとたび海外に出ようとすると、世界各地ではまだまだ治安情勢や感染症の危険が渦巻いていることに気づかされる。日本国内、あるいは地デジの海外紹介番組で伝えられている限りにおいては世界はおおむね平和で安泰なように見えてしまうが、現実はそれほど甘くはない。

 なお、今回のインフルエンザに関しては、メキシコ国内のみで死者や重症化が起こっているという。4月29日05時24分発信のNHKニュースは、WHOの27日の会見に関して、
...この日の会見でWHOは、豚インフルエンザの被害が最も大きいメキシコについて、これまでに感染が確認されたのは26人で、このうち7人が死亡したと明らかにしました。メキシコ政府が発表した感染の疑いがあるとされる死者数などと大きな開きがあることについて、WHOでは、病理学的に厳密な確認が取れたもののみを数えているからだなどと説明しています。WHOではまた、ほかの国の感染者が比較的軽い症状にとどまっているのに対し、メキシコの感染者だけが重い呼吸疾患を起こして死亡している原因が不明だとして、現地での詳しい調査を進めることで実態の把握を急ぐ方針を示しています。
と報じている。この種の感染症では「疑わしきは警戒」を基本として、過剰と言われてもやむを得ないくらいに万全の対策をとることが必要であるとは思うが、そのいっぽう、現地での病理学的調査を厳密に行い、感染ルートや有効な治療法を早期に解明していかなければならない。でなければ、単に大変だ大変だと慌てふためくばかりで、結果的に、適確な治療や予防対策がとれなくなってしまう。