じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 2009年版・岡山大学構内でお花見(46)オオキンケイギク

 文学部中庭に繁殖するオオキンケイギク。美しい花だが特定外来生物に指定されており駆除しなければならない。人手不足のため芝刈り作業が滞っているが、種ができる前には刈り取られるものと思う。なお、白い花のほうはフランスギク。よく似た花にシャスターデージーがあり、私自身、判別できていない。北九州市・響灘・グリーンパークでは、ほぼ同じ形の花に「シャスターデージー」という説明板がつけられていた。


5月21日(木)

【ちょっと思ったこと】

新型インフルエンザで、とうとう学会も中止に

 5月30日〜31日に京都市で学会が行われるはずであったが、急遽、開催が延期されるとの連絡を受けた。新型インフルエンザの影響である。連絡を受けてさっそく、出張届けの取り下げ、ホテルのキャンセルの手続をとった。

 その後、夜になってから、京都市中京区に住む小学5年生の男子児童の感染が伝えられた。男子児童は兵庫や大阪の地域には行ったことがなく、感染経路はわかっていないという。インフルエンザに対する過剰な反応は避けるべきだと思うが、小規模の学会で、大学構内を会場とするような場合は、わざわざこの時期に開催を強行する必要はあるまい。延期は妥当な措置であったと思う。7月上旬には、筑波大で別の学会が行われるがこちらのほうはどうなるだろうか。

 6月〜7月に中国・四国地方各地や兵庫県内で行われる予定の入試説明会のほうもすべての会場で開催されるかどうか微妙となってきた。いくらなんでも、高校が休校になっている時期に説明会や学校訪問、出前講義などは行われないであろう。さらには学生の教育実習や就職活動にも影響が出始めている。困ったことになってきた。




「二十分」の読み方、旗竿寄りの国旗、スペイン広場の飲食禁止措置

 夕食時に視ていた某・雑学クイズ番組で「二十分」にふりがなをつけよという問題があった。正解は「にじっぷん」。「十」には「じっ」という読み方はあるが「じゅ」や「じゅっ」という読み方が無いので「にじっぷん」が正解になるとのことだが、促音便の慣用として「じゅう」が「じゅっ」に変化すると考えてもいいのではないかなあ。

 ちなみに、時間の長さを1分、2分、3分、4分、...10分と数える時には、「いっぷん」、「ろっぷん」、「はっぷん」というように、数字部分が促音便になると「ふん」が「ぷん」に変わるという規則性があるようだ。であるなら「10」の「じゅう」が「じゅっ」に変わると考えることもそれほど不合理ではあるまい。なお、「3分」と「4分」は、私自身は「さんぷん」、「よんぷん」と読むが、「さんふん」、「よんふん」という人も居る。「はっぷん」も人によっては「はちふん」と読む。日本語はなんだかワカラン。

 回数の「10回」、「20回」や、外国為替や平均株価の報道でよく使う「10銭」「20銭」などは「じゅっ」と発音されていることが多いように思う。もっともATOKで「にじっかい」や「にじっせん」を変換すると、ちゃんと「二十回」や「二十銭」になる。

 余談だが、同じ番組の過去問で、バングラデシュの国旗で赤い円が旗の中心ではなく、中央からやや旗竿寄りに描かれているのはなぜかという問題があった。正解は、左右対称ではなく図案の中心が旗竿寄りであったほうが、風で旗めく時に中心に見えやすいということであり、スウェーデン、ポルトガル、スペイン、トルコの国旗なども同様の理由で、中心が旗竿方向に寄っているという。クイズ番組では言及されていなかったが、パラオの国旗も同様の理由で旗竿方向に偏っている。

 なお、日章旗は、同じ理由で、中心より旗竿側に100分の1近づけた点を中心として描く慣行があり、国旗国歌法の附則第3項で当分の間この制式も用いることができる旨の特例が定められているという。

 もう1つ、上記の国旗の話題が取り上げられた回に、イタリアのスペイン広場で飲食が禁じられたのは映画『ローマの休日』の影響でジェラートを食べる人が増えたためだというような説明がなされていたが、これはちょっとおかしい。番組ではスペイン広場が飲食禁止になったのは2004年であると紹介されていたが、『ローマの休日』は1953年の作品であって、もしその影響があったなら50年前から飲食禁止になっていたはずだ。なお、ローマの観光地における飲食禁止措置については2008年7月12日施行という情報もありよく分からない。しかし、ローマであろうとなかろうと、そもそも観光地で飲食や喫煙をしながら歩くなどというのはもってのほかである。