じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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月と木星と洋梨。 8月7日夜に洋梨畑で撮った月と木星(右側)。写真下は翌日の、ほぼ同じアングルの写真。『天文年鑑』によれば、月と木星は8月7日の午前7時に3°24′まで見かけ上接近する。月と木星はほぼ1か月おきに近づくが、次回は9月3日で3°07′、その次は9月30日で3°00′などとなっており、年内に3°未満に近づくことは無い。 |
【ちょっと思ったこと】
「酒井法子容疑者」騒ぎすぎ 8月8日朝のNHK「おはよう日本」では、5時台、6時台、7時台いずれにおいても、「付着DNA 酒井容疑者と一致」というニュースをトップで取り上げていたが、うーむ、国内外で重要な出来事が次々と起こっているなかで、なんで、こんなニュースがトップに挙げられなければならないのか、私には理解できない。 NHKがトップで伝えたのは、
[※8/8追記]8月8日の正午のNHKニュースでもトップ扱い。この時は、「微量の覚せい剤や覚せい剤を吸引する器具は、酒井容疑者が使っている化粧品のポーチの中から見つかっていたことがわかりました。」というのが新しい情報だったが、なぜこれがトップニュースなのかはサッパリわからない。 ちなみに、私は酒井法子という人がどういう芸能人であるのかということを全く知らない。但し、12年ほど前、同じ時期にWeb日記を執筆していた方の中に、この芸能人のファンがおられて、名前だけは知っていた。またこれをきっかけに、苗字や名前に「法」がある時は「のり」と読む場合が多いということを知った。この芸能人は「のりピー」と呼ばれるらしいが、もしかすると「はせぴぃ」命名のご提案と関係があるのかもしれない。 ところで、大麻、覚醒剤などの薬物所持については、他人に迷惑を及ぼすような犯罪ではないからという理由で大目にみようとする傾向があるようだ。確かに薬物乱用の害は、初期段階では個人レベルにとどまるかもしれない(主な害についてはこちらに解説あり)。しかし、症状が進むと幻覚や妄想、暴力行為や殺人を行うこともある。薬物使用のもとでの殺人を「責任能力が無かった」などと弁護するむきもあるようだがこれは言語道断。殺意があろうとなかろうと、むしろ、薬物使用が原因で殺人を起こした場合は、「薬物保持」と「殺人」の罪を加算して、より重い刑に処すべきである。 薬物保持・使用がもたらすもっと大きな問題は、その売買が犯罪組織やテロリスト国家の資金源になっているということであろう。「自分で使うために覚醒剤を保持していた」という行為は、一見、「個人の自由として認めてもいいじゃないか」と思われがちであるが、それはじつは、「覚醒剤を購入するために、巨額の資金を犯罪組織に提供した」という行為と同等なのである。 今回の事件は、一芸能人のスキャンダル程度に扱われるのであればNHKのトップニュースには値しないが、もし、背後にある犯罪組織とそれに群がる芸能人たちの全貌があばきだされるきっかけになるというのであれば、トップで報じるだけの重大性は十分にあると言ってよいかと思う。 |