じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 10月11日の日記に、金星と土星と水星と火星と月の写真を掲載したが、その後、金星と水星は地平線近く(東方向)に移動し、土星が金星の上側に位置するようになった。内惑星の移動は著しいものである。写真では水星と土星は殆ど写っていないが、肉眼では位置を十分に確認できた。


10月14日(水)

【ちょっと思ったこと】

半期16コマ制と休み時間15分制でどう変わるか

 伝え聞いたところによれば、岡大では、来年度から半期の授業コマ数を現行の15コマから16コマに、また授業の間の休み時間を現行の10分間から15分間に増やすことが検討されているという。

 このうち授業コマ数16コマ化は、授業時間を15コマぶんきっちりおこなった上で期末試験等を実施するという趣旨のようだ。もともと授業は半期15コマ分で2単位となっているのだが、最終回に試験が行われるため実質的には14コマで終了しなければならない。これを本来の趣旨に合わせて15コマの授業と16コマ目の試験日というように徹底させるという意味である(期末試験を行わない演習形式の授業や期末レポートを課すような授業では、16コマ目は休講としてもさしつかえないものと思われる)。

 実質15コマを確保するという趣旨には大いに賛成なのだが、問題は、半年間でそれがちゃんと確保できるのかということである。特に後期は、10月1日からの開始を前提とすると、16回目はおおむね2月16日あたりまで行われる予定となるが、2月と言えば、1月末に提出された卒論の査読や試問、さらに大学院や学部の個別入試が行われる時期にあたっており、教員側には相当の負担になるものと危惧される。また、卒論研究の指導と連動して行っている演習などは、1月末が卒論提出締め切り日であることを前提とする限り、提出後にも卒論指導の授業を行うという妙な日程になってしまう。ま、試問用のレジュメ作りや試問後の製本版用書き直しの指導にあてることはできるけれど。

 後期の授業を9月の最終週から開始すれば、おそらくこの問題は解消すると思われるが、授業料の半期ごとの徴収などに影響が出てくるのかもしれない。

 もう1つの新たな変更は、授業のあいだの休み時間を10分間から15分間に延長するというもの。このことは10年以上前から、学生側の要望としてしばしば話題にのぼっていたところであるが、1日5コマ確保(夜間主体の授業は6コマ目以降)や職員の労働時間の問題などからなかなか実現しなかった。今回の案は、1コマ目の授業開始時刻を現行と同一(8時40分)とした上で、それ以降の休み時間を5分ずつ追加して挿入しするというものであり、結果的に2コマ目は現行より5分遅れ、3コマ目は10分遅れ、...というように順繰りに遅くなっていくことになる。

 岡大はキャンパスが広く、学部間の移動は10分以上かかる場合があるので、可能であれば、休み時間は15分のほうがよいとは思っている。授業を行う側としても、教室にノートパソコンを持ち込んでプロジェクターにつなぐ手間などを考えると15分の休みのほうが慌てなくて済むというメリットはある。強いて言えば、部活やアルバイトの開始時刻が、現行より30分程度遅くなるということ。また、小さなお子さんの居る教員の場合、保育園に迎えに行く時刻が遅くなることによる負担はありうるかもしれない。