じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 2月5日早朝の「月と石庭」。月齢は20.5。月の赤緯が南に偏ってきたため、真南の方向でデジカメの視野に入るようになった。


2月5日(金)



【小さな話題】

爆問学問100回目

 2月2日に放送され、ハードディスクに録画してあった、

NHK 爆笑問題のニッポンの教養:「100回スペシャル!『爆問学問』学」を視た。

 この番組は2007年4月に放送が開始され、今回でちょうど100回目を迎えたという。ウィキペディアの当該項目の中に、過去の登場教授とタイトルの一覧表があるが、いずれも蒼々たる顔ぶれで、よくぞこれだけ多彩な専門分野について、それぞれの学問の面白さを伝えてくれたものだと感心してしまう。

 もっとも、この番組をほぼ欠かさず視るようになったのは直近の10回分くらいであって、私自身はまだまだ新入生にすぎない。

 この番組の魅力は、やはり、太田光のクセのあるツッコミにある。単なる研究室紹介、あるいは、アナウンサーが聞き手をつとめる台本通りの型にはまったインタビューであったとしたら、それほど興味は持てなかったにちがいない。もちろん、この番組でもちゃんと打ち合わせをしているとは思うが、意外性があり、答えるほうの教授側も途中から突然人が変わったように笑みを浮かべたりするところがまたまた面白い。

 それと、今回、ゲストの伊集院光氏の指摘でなるほどと思ったが、この番組では、田中裕二氏が独特の役割を演じている。伊集院氏に言わせればこれはまさに「田中力」と呼ぶべきものであり、「超一流の剣術の人が真剣を持って斬り合っている真ん中に、ぼんやりとボールを拾いに行ける感じ? 」と喩えられていた。この番組でもし田中力が働かなかったら、やたら難しくてついていけないか、もしくは、ガクシャの揚げ足取りをとっているだけに見えるような番組になってしまったかもしれない。

 タイトルは「ニッポンの教養」となっているが、これはぜひ、高校生に視ていただきたい番組である。私自身が高校生の時にこういう番組を何本か視ていたら、進路を変えていたかもしれないと思う。いや、視ていなかったおかげで、今の道に進んだことをありがたく思うべきかもしれないが...。