じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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2010年版・岡山大学構内でお花見(9)雨に煙る半田山とミモザ 今年の3月は雨が多く、岡山では3月1日から6日までの6日間のうち4日間で0.5ミリ以上の降水量を観測。合計の雨量は33ミリに達している。この先一週間も雨の日が多い予報となっている。 写真は社文研駐車場から眺める、雨に煙る半田山とミモザ。ミモザは樹全体が黄色になるので、もしこの季節に航空写真を撮ったとしたら、黄色い模様が写っていたはずだ。なお、リンク先の航空写真では時計台前の芝地に丸い池が移っており、撮影したのは数年以上前ではないかと推測される。 |
【思ったこと】 _a0306(土)[一般]e-Taxで悪戦苦闘 1月20日の日記に記した通り、今回の所得税確定申告はイータックスで行うことに決めていた。来年以降に手間取らないために備忘録を残しておきたい。 まず、市役所(岡山市の場合は北区役所併設)に出向いて住基カードと電子証明書(発行手数料500円)の交付を受けた。電子証明書の有効期限は3年間であるので、少しでも節約するため、初回にあたる今回は3月上旬まで申告時期を延ばして(2013年の申告を2月中旬に完了すれば、2010年〜13年の4年分の申告ができるはず)。なお、ICカードリーダライタ(接触型)のほうは近くの家電量販店で1435円ですでに購入してあった。 これで準備万端だと思ったが、いざ申告作業の段階になって、1月の説明会の時のレジュメとメモが見当たらないことに気づく。それでも何とかなるだろうと、適当に作業を進めたのだが、エラーの嵐に見舞われ悪戦苦闘。2回の送り直しを含めてトータルで8時間以上かかってしまった。 第1の難関:JPKIって何だ? まず、「平成21年分事前セットアップ」の途中で、「JPKI利用者ソフト」というのが表示されたが、いったい何のためのソフトなのかがサッパリ分からなかった(←素人にも分かるように日本語で表記してほしいなあ)。そこでいったん中断して、ネットで検索たところ、こちらのサイトに行き着く。ここに「JRE」という妙な略語がありますます分からなくなってしまった。いろいろ試行錯誤を繰り返してみたが、後から考えてみると、「平成21年分事前セットアップ」さえ済ませておけば、たいがいの作業は自動的に実行してくれる模様である。 このほか、上記のJPKIなるサイトには「Java実行環境への登録」というのがあるが、私のパソコンにはJavaなるものが存在していない模様であった。そこで、「サン・マイクロシステムズ株式会社の公式サイトよりダウンロードすることができます」という案内に従ってJavaのユーザーになったが、こんなことまでしないとイータックスは使えないのだろうか。何か変やなあ。 第2の難関:ブラウザのポップアップブロックの解除 「https://www.keisan.nta.go.jp」を許可すればよいということであったが、「http://www.nta.go.jp」のところでもポップアップブロックが出たような気がする。というか、「電子申告を行う際の確認事項(準備編)」のチェックシートに入る以前にすでにブロックが出現していたような気がする。ま、コントロールキーを押しながらクリックすればその場で解除できるので不都合は無かったが、知らない人だと門前払いを喰う恐れがあるように思える。 第3の難関:オンラインマニュアルが見つからない 問い合わせた後に教えて貰って初めて知ったのだが、こういう操作マニュアルがちゃんと存在していた。これを読んでから操作を始めれば、もっと簡単に作業できたと思う。これって、Top画面のどこからリンクされていたのだろう??? 第4の難関:決算書をどこで作成し、どのように結合して一緒に送信するのかが分からない 上述の操作マニュアルが無かったので、ここが最大の難関であった。最終的には、チェックボックスにチェックを入れるというのが唯一の方法であることに気づく。 第5の難関:入力データの保存 保存ボタンが各所にあり、何度も保存作業を促されたが、同じファイル名で上書き保存してよいのかが分からず躊躇した。拡張子が2種類以上あり、ファイル名が似たような呼び方になっているのでますます混乱した。 第6の難関:最終確認時の誤解 作業終了後に、Top画面の緑色のボタン「メッセージボックスの確認」を押してみた。ここで認証を受けた後(←もはや住基カードは不要)に、「所得税申告」のメッセージを詳細表示すると、「受信データのダウンロード」のボタンの下部「添付書類送付書を表示する」ボタンがあることに気づく。当初私は、この送付書のチェック欄で決算書等がちゃんと添付されていたのかどうかを確認するのだと思い込んでいた。しかし、繰り返し操作しても、いっこうにチェックが入らない。けっきょくこれは、提出する書類等がある場合に限って、この申告書等送信票(兼送付書)にチェックを入れて印刷し、別途提出するためのシートであるらしい。であるからして、何度表示しても、送信成功の確認チェックなど入っているはずがないのであった。 ちなみに、送信した申告書の中身を表示するためにが、Top画面からいったん「すでにe-TAXをご利用の方 & 確定申告書を作成する」というオレンジ色のボタンを押して、さらに「作成コーナー」、「次へ」を押して(←このときにポップアップブロックがかかった)、「平成21年分 確定申告書等作成コーナー」に飛んでから、画面下部の「送信した申告書の表示」をクリックしないと確認できないようだ。すでに申告書の作成を完了しているにもかかわらず「これから作成する」意味あいのボタンを押しながら先に進むのはちょっと抵抗があった。 でもって、最終的に「電子申告データ内容確認(所得税)」ページにたどり着くと緑色の「選択帳票の表示」ボタンが出現する。ここでやっと、いままで手書きで記入してた帳票がpdfファイルとして表示される。決算書等も、結合がちゃんとできていれば「読み込んだ電子申告データに決算書等のデータが含まれています。」と記された下のボタンからpdf表示できる。 以上の難関を突破して、めでたくe-Taxによる申告が完了できたはずだが、まだまだ不安が残る。それにしてもなんでこんなに面倒な認証・証明作業が必要なのだろうか。作成した申告書等を印刷して郵送する場合には、本人確認ができないのに、ネット経由だとなぜ住基カードと電子証明が必要になるのだろう? それと、銀行や証券会社のホームトレードでは、口座番号、暗証番号、セキュリティコード入力だけで取引ができる。税務署のほうからセキュリティコードを書留便で郵送してもらえば、ICカードリーダライタなんぞは買わなくても済むように思うのだが、何かマズイことが想定されるのだろうか。 |