じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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あれから1カ月。

4月30日早朝、西の空に月齢15.4の丸い月が見えていた(写真下)。そういえば1カ月前の3月30日に、ザンベジ川でも同じような丸い月を眺めた(月齢14.0)。文字通り、月(日)の経つのは早いものだ。



4月30日(金)

【思ったこと】
_a0430(金)[一般]静止画と動画の違い

 昨日の日記で、
私は今のところ動画を撮る趣味は無い。動画というのは、再生に撮影時間と同じだけの時間を要するため、たくさん撮ってもそれを見るための時間的余裕がない。静止画をじっくりと好きなだけ眺めるほうが私の性に合っている。
と書いたところであるが、本日、食事をしながら、DVDハードディスクに録画してあった、NHKの

特ダネ投稿DO動画

という番組の一部を視る機会があった。

 確かに、番組で取り上げられるような動画はまさに特ダネであり、面白いとは思う。しかし、話題性のある動画というのは、日常生活そのものの記録ではなくて、どちらかと言えば珍現象、えっそんなことってアリ?というような内容が多い。もちろん、中には、野菜の作り方や、名人芸を披露するものにも人気がある。しかし、当該の番組サイトでも
  • たまたま撮影できた”偶然のスクープ”! 日常のなかの”プチ発見”! 
  • ”どうぶつ動画”! 動物の出没、意外な動き、思わずなごむペットの姿!
というように、やはりメインは意外性をウリにしたものが多いように思う。

 私自身があまり動画に関心を持てないのは、どうもこのあたりにあるようだ。私の場合も、恒久不変ではなくて、刻々と変わる風景の瞬間を捉える写真、例えば、日の出や日の入りを好んだり、、観覧車が光ったりネコがあっかんべぇをしたり、ヤギが直立するといった珍風景を好むところはあるが、それらはいずれも、ある瞬間をキャッチした静止画であって、動画では決して表現できないところがある。瞬間はあくまで瞬間の静止画なのである。

 もちろん、動画でないとうまく捉えきれない現象というのもある。4月27日に掲載したマツバウンランの群生は、静止画ではいっぱい生えているという写真にしかならないが、かすかに風が吹いてゆらゆらと売れているさまには、全く違った趣があるものだ。