じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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岡大農場の畑越しに眺める新緑の半田山2景。写真上は5月11日夕刻、写真下は12日早朝に撮影。



5月12日(水)



【小さな話題】

「ナニコレ珍百景」は登録の可否ではなく数値評価にすべき

 夕食時にテレビ朝日系の

ナニコレ珍百景

の一部を視た。この珍百景は、5人の審査員全員がボタンを押さないと珍百景に登録されないルールになっているようだが、ゲストによって認定基準にかなりの違いがある。今回はゲストに大橋巨泉氏が含まれていたせいか、普通なら間違いなく「登録」となるような珍しい現象も、大橋巨泉氏の「拒否権発動」により登録されなかった、というケースも見受けられた。ま、娯楽目的のバラエティ番組なのだから、審査の公正さを主張するような性格のものではないとは思うが、誰にでも納得できるような評価方法にしたほうがいっそう面白くなるのではないかと思う。

 1つのやり方としては、各審査員に「珍しさ」を「MVP珍相当 100点」から「並みの風景 0点」までの100点満点で評価してもらい、5名それぞれの採点のうち最高点と最低点を除いた3名が与えた点数の平均値で評価するという方法が考えられる。その上で、例えば「80点以上なら登録」というようにする。これなら、ゲストの顔ぶれが変わっても公正さが損なわれる恐れは少ないと思う。

 ちなみに、私が視た範囲で面白いと思ったのは、福岡県久山町のボタ山(山田鉱業所跡、1967年閉山)が、自然発火により今も燃え続けていること。但し、これは、大橋巨泉氏の拒否権発動で珍百景登録にはならなかった。珍百景として面白がっているような現象ではなく、貧しい人のために活かすべきであるというのが巨泉氏の反対意見だったようだが、どうやったら活用できるだろうか。

 なお、このボタ山は前首相と関係の深い企業グループが経営していた模様である。ボタ山の自然火災は低炭素社会に反するとは言えないのだろうか。

 番組では、「岡山県矢掛町の、道路の真ん中にあるお墓」が珍百景として高い評価を得たということであったが、これは、道路建設・公共事業の欠陥と言えないこともない。そもそもあの場所に道路を造る必要があったのだろうか。ちなみに、岡山県は墓地の数の多いことでは全国一であるそうだ(2008年11月7日の日記参照)。

ナニコレ珍百景には、昨年3月に、京山頂上に出現する巨大な光の輪を投稿したのだが、未だに採用されていない模様。あれほどの珍風景は滅多にないと思うのだがなあ...。このほか、岡大構内の珍風景のリストがこちらにあり。