じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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§§ 2010年版・岡山大学構内でお花見(62)梅雨入りの中のビロードモウズイカ

 気象庁は13日、四国、中国、近畿、東海、北陸地方が梅雨入りしたとみられると発表した。平年より中国地方は7日、四国地方は9日遅い。四国は2007年と並び過去3番目の遅さであったという。

 岡山市では13日の早朝から雨が降り始め、20ミリの雨量を記録した。最高気温は22.2℃にとどまり、6月10日の32.5℃より10℃も低い梅雨寒の1日となった。

 写真は、雨の中で花を開くビロードモウズイカ。昨年の写真と、過去日記へのリンクが2009年7月30日の楽天版にあり。


6月13日(日)



【小さな話題】

はやぶさ60億キロの旅完了は今年最大の快挙だ/『火星救助隊』とウーメラ

 各種報道によれば、日本の小惑星探査機「はやぶさ」が、13日22時51分、7年ぶりに地球に帰還した。「はやぶさ」から分離された、小惑星のサンプルが入っている可能性のあるカプセルは、ヘリコプターにより捜索した結果、日本時間6月13日23時56分にオーストラリアWPA内の予定区域内において目視により発見され、早ければ14日午後にも回収される見込みであるという。

 6月14日の朝5時台のNHK「おはよう日本」では、60億キロの旅を終えた「はやぶさ」本体が花火のように輝きながら燃え尽きていく様子や、そこからカプセルが赤い球となって現れ、地表に落下していく映像がトップニュースで放送されたが、SF映画のラストシーンも優る感動的な光景であった。カプセルに小惑星のサンプルが入っているのかどうかは現時点では不明だが、かりに収集に失敗していたとしても、数々のトラブルを克服し地球に帰還できた偉業に最大限の讃辞を送るべきであると思う。

 余談だが、カプセルが落下したウーメラ実験場立入禁止区域というのは、私が小学生の頃に愛読していた『火星救助隊』の出発基地となった場所であり、50年後の今でもはっきりとその地名を覚えている。(2001年3月10日の日記に写真あり。)

[今日の写真]  リンク先にも記してあるように、岩崎書店発行の「少年少女宇宙科学冒険全集」を愛読していたが(こちらに全24冊のタイトル一覧があることが分かった。私が読んだのは10冊程度。)、『火星救助隊』はその中でも最もリアルで印象深い内容であった。

 なお、ウーメラというのがオーストラリアのどのあたりにあるのかについては関心を持っていなかったが、今回、各種報道を通じて、私自身が滞在したことのあるアデレードからそれほど遠くない所に位置していることを初めて知った。そうか、アデレード近郊で飛行機の上から見えていたのは、ウーメラからそれほど遠くない砂漠だったのね。