じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 岡山県岡山、暑さ日本一の証拠。

 8月2日の岡山は最高気温36.4℃まで上がった。7月30日の日記にも述べたように、この時期の岡山では日没後から夜半の気温が全国トップレベルとなる。写真は、8月2日の19〜21時の気温ランキングの推移。


8月2日(月)

【思ったこと】
_a0802(月)[一般]恐竜絶滅 ほ乳類の逆転(1)ワニはなぜ地球の王者になれなかったのか?

 録画してあった、NHK

「恐竜絶滅 ほ乳類の逆転 後編 運命の逆転劇」

を視た。特に参考になったのは
  1. ワニはなぜ地球の王者になれなかったのか?
  2. 有胎盤類はなぜ有袋類より強くなったのか?
という2点であった。

 まず1.であるが、ワニというのは2億2000万年前に恐竜の一種から進化し、恐竜全盛時代には、水辺ではすでに最強を誇っていたたおいう。また水辺で暮らしていたために、6550万年前の巨大隕石衝突の影響をあまり受けず、恐竜の絶滅後にもあまり形を変えずに現在まで存続している。

 とはいえ、生息地域を陸上に広げるようには進化することができなかった。その理由は、水辺環境にあまりにも特殊化してしまたため、水辺から離れた環境に適応できるように進化できなくなってしまったことにあるという。同じように、恐竜の直系子孫であったガストロニスという鳥類も、牙やツメ(前足のツメ)を持つことができなかった。

 けっきょくのところ、とりたてて変わったところがなくひっそりと生き延びてきたほ乳類のほうが、いろいろな方向に進化できる可能性を持っていたということであるようだ。

 このあたりの教訓は、個人や国の産業構造についても援用できそうだ。あまり特殊化してしまうと、ある時代のある環境のもとでは世界最強レベルを誇ることができるが、その後に何らかの大規模変化が起こった時には柔軟に対応することができなくなる。日本などもヘタをすると、水辺にとどまるワニのような存在から抜け出せない恐れがある。

 次回に続く。