じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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2011年版・岡山大学構内でお花見(2)白木蓮の蕾

 15日からセンター試験が始まっているが、受験生たちの合格者発表が行われる頃には、このハクモクレンも見事に花を咲かせることであろう。

1月15日(土)

【思ったこと】
_b0115(土)年末年始のテレビ番組(3)こだわり人物伝「藤子・F・不二雄 ふしぎ大百科」

 番組サイトによれば、この放送は2010年3月31日から4月21日まで4回にわたって放送されており、2010年12月28日の真夜中に4回分がまとめて再放送された。番組の構成は以下の通り。
  • 第1回 未来の国からはるばると
  • 第2回 先生の地球製造法
  • 第3回 パパの四次元ポケット
  • 第4回 ひとりぼっちの宇宙戦争
 ちなみに、「こだわり人物伝」は2009年4月から毎月お一人ずつ取り上げられているようだが、ついつい録画予約を怠ってしまい、1〜4回分をすべて視ることのできた月は一度も無かった。こういう形で、まとめて再放送していただくとまことにありがたい。

 今回の再放送で特に印象に残ったのは3回目と4回目であった。3回目は家族とのふれあいや父親像を描いたものである。水木しげる先生の奥様や娘さんは何度かテレビで拝見したことがあるが、藤子・F・不二雄先生の奥様や娘さんのお顔を拝見したのは今回が初めてであった。3人の娘さんの実名が出ていたので、いまどういうお仕事をしておられるのか検索してみたが、長女の方がかつて趣味でマンガを描いていてアニメ雑誌に掲載されたことがあったこと、ご結婚後の姓が記されたサイトがあったこと程度しか分からなかった。ま、個人情報にも関わることなので、これ以上の詮索はやめておきたい。

 第4回の「ひとりぼっちの宇宙戦争」では、「オバQ」や「ドラえもん」などの超有名作品とは少々異なるSF作品が紹介された。そのような「もう1つの顔」があったことは全く知らなかった。

 岡田斗司夫氏は、藤子F先生の本当の魅力はSF作品にあり、センス・オブ・ワンダーそのものが短編マンガにいっぱい入っていたと力説しておられた。番組で紹介されていた『ミノタウルスの皿』(1969年)、『箱舟はいっぱい』(1974年)、番組タイトルにもなっている『ひとりぼっちの宇宙戦争』(1975年)、『流血鬼』(1978年)などは、ぜひ一度、拝読したいものである。

 ちなみに、これらの作品が発表されたのは私が高校生から大学院生の頃であった。ちょうどこの時期、下宿で、大家さんの娘さんからドラえもんなどの単行本を借りて読みあさっていたはずなんだが、SF作品が別にあるということは全く知らなかった。もっとも、あの頃は、ドラえもんよりも『男おいどん』や『がきデカ』のほうに夢中になっており、わざわざ藤子・F先生の作品を探すことは無かったと思う。