じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



03月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る
§§ 岡大・一般教育棟内の「ヴィーナスの池」（←長谷川が勝手に命名）に映る月齢5.6の月。手前の蕾はハナミズキと思われる。


3月10日（木）


【小さな話題】

NHK衛星放送の再編／江戸城明け渡しの気持ちで研究室内を整理

　各種報道によれば、今年の4月1日からNHK衛星放送（BS1、BS2、BS hi）３チャンネルが「NHK BSプレミアム」２チャンネルに再編されるという。自宅で衛星放送を受信していないこともあって、つい最近になるまでこういう変更が行われることは全く知らなかった。

　ウィキペディアで当該箇所を参照すると、次のような再編であることが分かった。
  • 当初は地上波のアナログ放送廃止と同時の2011年7月24日までにハイビジョン専門チャンネルでの放送を廃止する方針だったが、衛星放送の完全デジタル化を周知徹底させる方針から2011年3月31日（時刻未定）の放送終了をもってハイビジョン専門チャンネルでの放送を廃止。総務省による手続きを経て2010年12月9日にその後の方針が決定。BS2も廃止され、地上波難視聴対策の役目をセーフティネット放送に移した上で教養・文化主体の新しいハイビジョンチャンネル「NHK BSプレミアム」に再編されることとなった。BShiに割り当てられていたリモコンキーIDの「3」は2011年4月以降、BSプレミアムへ引き継がれ、BS2の「ID2」は欠番となる。
  • 2011年3月31日（予定）　現体制におけるNHK衛星放送の番組終了（24時で終了予定）。これに伴い現・BS1は「NHK BS1」、現・BS2は「NHK BSプレミアム」に正式チャンネル名を変更して4月1日6時の放送開始よりハイビジョン放送へ移行するため、NHKデジタル衛星ハイビジョンの放送が完全終了して事実上世界初のハイビジョン専門の実用放送として開局した「ハイビジョン試験放送」時代から20年続いた歴史に終止符を打つ。なお103ch（ID番号3）は「NHK BSプレミアム」にそのまま引き継がれ、BS2で使用された102ch（ID2）は同日以後欠番となる。
　まだよく呑み込めないところがあるのだが、リモコンキー上では、102チャンネルとして割り当てられていたBS2は欠番となるが、BS2自体はBShiの103チャンネルに移行して「NHK BSプレミアム」として存続、放送として廃止されるのは「NHKデジタル衛星ハイビジョン放送」ということらしい。ちなみに、3チャンネルが2チャンネルに減少するのであれば衛星放送分の受信料は2/3に値下げになってもよさそうに思うが、そのような情報は得られていない。

　余談だが、まもなく廃止されるというBShiでは、毎週金曜日に「篤姫」の再放送をやっており、ちょうど3月11日が最終回「一本の道」となるようである。「篤姫」は、私がすべての回をDVDで保存している唯一の大河ドラマであり（←よって今更再放送を視聴する必要はない）、先日、たまりにたまっているDVDを分類整理した際に、47回〜50回の分を再生・視聴したばかりであった。このドラマは大政奉還から江戸城明け渡しの前後が特に感動的であるが、ちょうどいま、文学部の耐震改修工事を控えて、一時移転に関わる物品整理・廃棄作業を進めている最中でもあり、江戸城を明け渡す篤姫の気持ちが自分自身の出来事と重ね合わせやすい状況にあった。DVD再生のあとは、学生時代からとってあった書籍、書類、古くなった備品類などもバッサリと廃棄できる決心がついた。殆どの教員は、一時移転中に必要な書籍・書類は段ボール箱につめて業者に運搬を依頼するようであるが、私は、自分自身で運べる程度（台車で3回分）のみを残し、研究室貸出扱いの書籍はすべて図書館に返却、書類は必要なものをスキャナーでファイル化して書類自体はすべて廃棄、VHSビデオ教材はDVDにダビングした後にすべて廃棄、といった方針で作業を遂行しているところだ。