じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
【小さな話題】 糸谷五段、今年も残念 NHK杯テレビ将棋トーナメントの決勝戦が3月27日午前中に放送された。3月25日の日記でも取り上げたように、決勝は昨年と全く同じ組み合わせ、羽生名人・NHK杯選手権者と、糸谷五段の対局であった。対局中の雰囲気はこちらの方のブログで克明に伝えられているが、とにもかくにも、糸谷五段にとってはまことに残念な結果になった。それにしても羽生名人は強い。リンク先のブログにも書かれていたが、羽生が決定的にピンチという場面は見当たらなかった。あと、解説の森内九段が「先手はどう攻めたらいいかわからない」と言っていたところで、聞き手の矢内理絵子さんが▲4六桂を当てたところが印象に残っている。森内九段と言えば、今期・A級順位戦で最高勝率となりまもなく羽生名人への挑戦が始まる。そちらのほうも楽しみだ。うーむ、今回の森内さんの解説を拝聴している限りでは、羽生名人から名人位を奪取するのは相当に困難であるように思われたが、早指しのNHK杯と持ち時間たっぷりの名人戦では、力の発揮の仕方も違ってくるのだろう。 なお、この日の夕刻にはNHK杯テレビ囲碁トーナメントの決勝戦が行われた。先週の準決勝でさかなクンパパに勝った山田規三生九段が依田紀基九段を破って初優勝をとげた。 将棋棋士に比べると、囲碁棋士の方のお名前は殆ど存じ上げていないのだが(今回解説者の宇宙流・武宮正樹九段は、私とほぼ同年齢なのでよく存じ上げている)、将棋に比べると年配棋士の方の活躍が目立つようにも思える。それと、外見上は、お坊さんみたいな風貌の人が多い。 |