じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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アツミゲシは、ウィキペディアにも記されているように、あへん法で栽培が原則禁止されている種に指定されているが、大学周辺では、毎年、空き地などに忽然と姿を現し、時には写真上のように群生化する。ちなみに、この空き地はかつて、平屋建ての家があり、警察関係の幹部の官舎ではないかとウワサされていた。 さっそく通報しようと思っていたが、数日後にはすでに完全駆除されていた(写真下)。 |
【思ったこと】 _b0519(木)今回の大地震について思ったこと(31)「正断層型」の余震と関東フラグメント まず、例によってNHKオンラインの見出し項目を掲げておく(5月20日早朝の時点)。
それより前の5月19日の夕食時にたまたま視た、NHKサイエンスZERO 巨大地震 “次なる災害”をとらえろ も大いに参考になった。 その1つは、大震災のあと、日本では殆ど起こらないとされてきた「正断層型」の余震が頻発しているとの情報であった。日本列島周辺では、いくつかのプレートが沈み込んでいるため、通常は、そのぶつかり合う力で地層がせり上がって生じる「逆断層型」の地震が殆どであるという。ところが、今回の震災後は、地層が伸びてしまうことによって、地層がストンと下に落ちるような「正断層型」が起こるようになったらしい。これによって、今後も、これまでは地震があまり起こらないとされてきた場所でも「正断層型」の地震が発生する恐れがあり警戒が必要である。 2番目は、「関東フラグメント」の存在の可能性である。ウィキペディアでは 関東地方の地下にあると推定されているプレートの断片。過去に太平洋プレートの上盤がはがれて、そのまま太平洋プレートの上に乗って残存しているものと考えられる。栃木県南部から神奈川県北部までの地域の深さ30?100km付近に、厚さ25km、100km四方にわたって存在し、関東地方の地表を覆うユーラシアプレートの下で、東から沈み込む太平洋プレートと南から沈み込むフィリピン海プレートの間に挟まっており、現在は両プレートに沈み込まれていると推定される。このプレートとほかのプレートとの境界では、陸の下でありながらプレート間地震が発生するものと見られ、1855年の安政江戸地震はこのタイプで、今後もこのタイプの地震が首都直下地震として発生する可能性がある。と解説されているが、まだ定説としては認められていないらしい。但し、今回の番組で説明があったように、関東地方で発生する地震の震源地分布は縞模様状になっており、それらは大規模プレートの沈み込みでは説明できないという。そういう意味では、関東フラグメントは、構成概念としてすでに説明力を持っており、今後、その実体が明らかになれば、直下型地震の予測にもつながると期待される。 番組ではもう1つ、日本各地の活火山について 富士山や箱根、長野と岐阜の県境にある焼岳など各地の火山活動も活発化している。高温のマグマだまりによって比較的もろくなった火山直下の岩盤が、巨大地震によって生じたひずみで動いたためと考えられ、噴火につながる可能性も指摘されている。と紹介していた。但し、火山の場合は、噴火の直前に火山性の地震が群発するといった前兆があるため、ちゃんと観測していれば未然に被害は防げそうである。また、いくつかの火山の直下で地震が頻発しているものの、現時点では火山性の地震には大きな変化は見られていないということであった。 この「サイエンスZERO」は、夕食時に途中からたまたま視たものであり録画もしていなかったが、番組サイトによれば、5月26日(木)の午後2:00〜午後2:30に[デジタル教育2]で再々放送があるとのことだ。さっそく録画予約しておこうと思う。 余談だが、この番組に出演していた手塚眞さん(ヴィジュアリスト)は、どうやら、手塚治虫のご長男の手塚眞さんと同一人物であられるようだ。手塚治虫のご長男は、私が学生・大学院の頃に8ミリ映画の作品が紹介されていた記憶があり、ずいぶん型破りのことをする方だと思っていたが、今回はずいぶんとお歳を召されているように見えた。ま、私自身も白髪だらけになってしまったのだから、当たり前といえば当たり前。 |