| じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 | 
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| 【思ったこと】 _c0326(月)第17回人間行動分析研究会(2)行動的コーチング(2) 昨日の日記に続いて、「行動的コーチングでなければできないことは何かについて」もう少し考えてみたいと思う。 昨日の繰り返しになるが、「行動的コーチング」は、杉山(1987)では以下のように定義されていた。 スポーツにおける様々な動きを観察可能・操作可能なレベルに行動的翻訳し、行動分析の技法を組織的に用いることで、運動スキルの向上をめざすことこのうち、「観察可能・操作可能なレベルに行動的翻訳」というくだりについては、スポーツの世界では、わざわざ行動分析学の原理を持ち出さなくても、経験的に確立できているように思う。昨日取り上げた大相撲もそうであるし、野球のフォームやゴルフのスイングなどもみな同様であろう。もし行動分析学の視点を強調するのであれば、 
 また、話題提供者のレジュメでは、行動的コーチングの手続として以下の4点が上げられていた。 
 もっとも上掲の手続に関してはいくつか議論があるようだ。 まず、話題提供者も引用しておられたが、超初心者にこうした手続を適用しても、下位技能の正反応率が低すぎる可能性がある。そうなると、分化強化はできないので、技能の精緻化には至らない。おそらくこういうケースでは、シェイピングの手続が有効ではないかと思われる。 もう1つ、これは前から胡散臭いと思っていたのだが、分化強化の段階で、 
 次回に続く。 |