じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



06月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る
§§
 岡大・一般教育棟構内には、路上の白線枠内の「臨時自転車置き場」を示す看板と、通路のため自転車を置かないように指示する「通路」看板があるが、適切な向きに配置されておらず、表示板としての役割を果たしていない。

 それはそれとして、先日、早朝の散歩時、一番手前の左側の看板が5月と6月で裏返しに入れ替えられていることに気づいた。このような重そうな看板を誰が、なぜ裏返しにしたのかは謎である。

 確かに、これにより、一番手前側の表示だけは手前が「臨時自転車置き場」として揃えられていて適切な向きになった。しかし、通路側の内側には「通路」と表示すべきところに依然として「臨時自転車置き場」の表示が残っており(写真一番下)、適切に是正されたとは言い難い。

6月12日(火)

【思ったこと】
_c0612(火)金星の太陽面通過と行動分析学(6)間接体験の直接体験化(2)

 昨日の日記で、間接体験をどういう形で直接体験に近づけるかが大きな課題となると述べた。

 例えばバーチャルな宇宙旅行体験が実現すれば、わざわざ多額の旅費を払って宇宙船に乗り込まなくても、地球周回や月面、火星などに降り立つことの疑似体験ができるはずだ。そのさい、単に高精細の動画で景色を眺めるというだけでなく、自分自身の操作によってカメラの向きを変えたり(←実際には、ISSなどに広角のカメラを設置して生中継し、その画像のどの部分に視野を移すのかを観察者が能動的に操作できるようにする)、拡大できるようにすれば能動感が高まるはずだ。無重力の体験は地上では難しいが、宇宙空間が投影されている大型の水槽を回転させ、その中で潜水服を着ながら泳ぎ回れば、それらしい体験ができるかもしれない。

 宇宙旅行などと大げさなことでなく、一度も行ったことのない街角とか、かつて暮らした町の懐かしい風景なども、単に写真を眺めるのではなく、自分で働きかけて方角を変えたり前後に移動しながら画像を動かせるようになれば、より能動感が出てくる。Googleマップのストリートビューなども、もう少し操作性が簡単になれば、移動が不自由なお年寄りの楽しみの1つになるはずである。

 この世界に生きている以上、多様な直接体験を重ねることが可能であればそれにこしたことはないが、時間的・資金的に制約があるし、常に安全であるとは限らない。バーチャルな世界に埋没してはならないが、仮想体験や、よりリアルな間接体験によって直接体験では実現できない部分を補っていくことは価値のあることだと思う。