じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 10月23日は寒冷前線通過により明け方より雨が降り、合計雨量は13.5ミリとなった。また、午前04:36には最大瞬間風速24.5メートルを記録した。

 写真上は、時計台前の通学風景。写真下は、前線通過時の突風でちぎれた枝。

10月23日(火)

【思ったこと】
_c1023(火)第5回日本園芸療法学会in 岐阜(2)園芸療法・園芸福祉学の研究方法論(1)

 昨日の日記で書き落としたが、基調講演の前の大会長挨拶の中で興味深い話題があったのでメモしておく。それは、私たちの顔を構成する目、鼻、歯、耳の大和言葉が、植物の基本要素と同じ発音になっているという指摘である。
  • め:目と芽
  • はな:鼻と花
  • は:歯と葉
  • みみ:耳と実
このほか、「き」は「気」と「木」に通じる。語源上、共通性があるのか、偶然の一致なのかは分からないが、ネットで検索してみると、例えば「はな」は、「美しく目を引くことから物の突き出た先の部分を意味する「端(はな)」とする説」もあるが、他説もあり確定していないようである。また、「「は」には「生じるもの」の意味があり、「はゆ(生)」の「は」ではないだろうか。」とする説がある。確かに、葉も歯も「はえる」ものではある。


 さて、大会1日目の午後は、基調講演に続いて、Y氏による、

●園芸療法・園芸福祉学の研究方法論

という講演が行われた。Y氏のことは学会設立以前から存じ上げているが、とにかく、脳神経内科医、医学博士、商学修士、漢方医、産業医の肩書きを持ち、現在は、某私立大の感性デザイン学教育研究室の教授であり、日本園芸福祉普及協会の理事長をつとめておられるというのだからスゴイ。今回の講演も、そうした豊富な知識と実践経験に裏打ちされた盛りだくさんで濃い内容になっていた。

 講演ではまず、園芸療法について、

「園芸活動を行いました。みんな楽しくやっていました。」では済まされないところに園芸療法の療法たるゆえんがある。

という松尾(1998)が引用され、園芸活動の成果、活動事態の再点検、目的の正確性、目的の的確性、必要性などが強調された。

 続いて、園芸療法の教育において重視されるべき本として、

Educational Research: Competencies for Analysis and Applications.

 が紹介された。なお、検索したところ、ネット上にはこちらのような関連サイトもあることが分かった。

 次回に続く。