じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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ポータブルハードディスクの修復と、その後に修復を諦めて再フォーマットしたさいの進捗状況。再フォーマット(クイックフォーマットではなく完全フォーマット)には27時間を要した。 |
【思ったこと】 _c1128(水)還暦を迎え、ますますパソコンで手こずるわたし(2)ポータブルハードディスクで苦労する 研究室と自宅間、あるいは出張先で仕事をするために使うポータブルハードディスクを新たに購入した。容量は2.0TB、USB3.0にも対応、暗号化モード対応、バックアップなどのディスク管理ソフト付きということで、生協のチラシを見て即決で購入した次第だが、思いもよらぬトラブルがいくつか発生した。 まず、付属のソフトウェア一式をインストールしたところ、デスクトップとノートパソコンを繋いでいたUSBデータリンクケーブルがうまく機能しなくなってしまった。これは、ポータブルハードディスク側の問題というよりも、リンクケーブルでつないだ先のノートパソコンがCDドライブのように扱われているため、何らかの誤作動を起こしたものと推測される。ということで、ディスク管理関係のソフトはアンインストールせざるをえなかった。 次に、別の外付けHDDからファイル一式をコピーしたのだが、こちらのミスのせいか、フォルダの階層(ディレクトリ)を間違えてしまった。そこで、ファイルを丸ごと別の階層に移動するためにドラッグ&ドロップを行った。比較的短時間で処理が完了したように見えたのでパソコンを終了させようとしたところ、まだ作業中であるという。詳しいことは分からないが、遅延処理が行われているような様子であった。ところがこれが何十分経っても終わらない。強制終了の操作も受け付けてくれない。そこでやむを得ず、パソコン本体の電源を強制的に切ってしまったのだが、これがイケナかった。ま、当然といえば当然だが、ポータブルハードディスク側に不良セクタのようなものが発生した模様で、ふたたびパソコンの電源を入れた時に、その修復作業が始まった。ところがこれが半日待っても終わらない。とうとうしびれをきらして、修復を諦め、ポータブルハードディスク側の完全フォーマットを行うことにした。この作業は、別のノートパソコン単体にポータブルハードディスクをせず属して片手間で行ったのだが、とにかく時間がかかりすぎる。なっなんと、27時間かかってやっと完了した。 このポータブルハードディスク、持ち運ぶ際の衝突・落下にはタフに作られているようだが、ディスク管理上でトラブルが発生した時には、何時間どころか何十時間に及ぶ復旧作業が必要になりそうなことが分かった。万が一出張先でそのようなトラブルに巻き込まれたり、修復作業の途中でチェックアウト時刻が迫ってきたような時にはどうにも対処することができない。また、暗号化(パスワード機能)は、何かトラブルがあった時にますます復旧を困難にする恐れがあるので、使用せず。ディスク管理関係のソフトも、USBデータリンクとの競合が懸念されるので使用しない予定である。ということで、今回購入したポータブルディスクは、当面は持ち運び用ではなく、定期的なバックアップ先のストレージ専用で利用することにした。 今回ここに書いたトラブルは製品自体の欠陥に対するクレームではない。パソコン1台(USB3.0端子つき)にこのポータブルディスクを1個を繋ぐというだけの使用環境であればたぶん快適に動くはずである。私のように、パソコン1台の外付けハードディスク2台、さらに上述のUSBデータリンクケーブルを繋いで使おうとしているために発生したトラブルであることを念のためおことわりしておく。 なお私は、個人情報に関するデータはパソコン本体(デスクトップやDドライブなど)ではなく、必ず、外付けのハードディスク等で読み書きすることにしている。理由は、万が一パソコンが壊れて修理に出す必要があった場合、デスクトップやDドライブに重要ファイルを保管していると外部に流出する危険性が大きいからである。また、ネット経由で保存するYahooボックスやインターネットディスクフォルダなどは、何かのファイルを特定の関係者に閲覧・保存してもらう手段としては利用しているが、自分自身の保管庫には使っていない。理由は万が一の流出が怖いことと、ネットが使えない時に全く仕事ができなくなってしまうのを恐れているためである。 次回に続く。 |