じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
§§ | 岡大本部棟の前に設置されていた、本格的な門松。私が子どもの頃は、門のところに門松が取り付けられている家がたくさんあったものであるが、岡大周辺では、一部の裕福な家を除いてはまず見かけなくなった。本部棟前で以前から毎年取り付けられていたのか、今年の正月から始めたものなのかは記憶にない。 |
【思ったこと】 130107(月)COOL JAPAN 新春スペシャル ニッポン人への大ギモン! NHKのCOOL JAPAN 発掘!かっこいいニッポンという番組で、2回にわたり、 新春スペシャル ニッポン人への大ギモン! という話題を取り上げていた。主な大ギモンとしては、
※NHKオンデマンドから視聴可能。 こうした結果について考察する前に、この種の取り上げ方で留意すべき点がいくつかある。それは、上掲の「なぜ日本人は?」というのが、
もっとも、Top3にも挙げられた「時間にうるさい (43/50)」や「どこでも寝る (34/50)」というのは、日本人が昔からそうであったというよりも、大都会特有の生活様式の結果そうなったということであって、外国人でも日本の都会に住めば時間にうるさくなるであろうし電車内などで寝てしまうこともある。また都会に住んでいた日本人が外国に出かければ、時間を守る行動は弱化され、防犯上の理由でどこでも寝てしまうようなことは無くなる可能性が高い。 私などもそうだが、日頃は自転車通勤のため、厳密に何時何分に出かけるというようなことは決めていないが、いざ東京に出張すれば、電車の時刻表は常に気になる。それもまた、電車が時間に正確だからこそ強化されるのであって、30分や1時間の遅延がザラであるような国に行けば時間を守っても何の益にもならない。 Top3にはもう1つ、「麺を音を立ててすする」というのが挙げられていたが、これは、特定の料理の食べ方の様式であって、日本の文化や習慣一般の反映であるとは必ずしも言えないし、時代によっても変わってくるのではないかと思う。例えば、にぎり寿司なども、手づかみで食べるのが一般的ではなかったかと思うが、回転寿司屋が普及すると箸で取るようになる(←かつては手づかみで食べされる回転寿司屋もあったが、少なくとも岡山近辺では見かけなくなった)。醤油のつけかたなども、そのお店の提供方式に左右されてしまう(←お皿に醤油を入れる場合、醤油ポットから一個一個にふりかける場合など)。あと、スパゲッティを食べる場合なども、フォークとスプーンで上手に丸めて食べる人もいれば、私のように、箸をもらって焼きそばと同じように食べる者もあり、これまた外食チェーンでの提供のしかたによっても影響される。 なお、私自身が面白いと思ったのは、Top3ではなくて、
このうち前者では、特に、何かを達成して感動した場面、達成できなかった場面、人に謝る場面などでの表出の仕方が国によってかなり異なるようで興味深い。結婚式で泣いてしまうと、無理やり結婚させられてイヤでたまらないように思われる国もあるし、人に謝る場面で泣いても「反省している」とは受けとめられずむしろ「この人はちゃんと謝罪していない。泣かれても私が怒っていることには変わりない」と受け止められてしまう場合があるようだ。 年齢の問題もなかなか興味深い。もちろん、ストレートに年齢を訊くことは失礼にあたるので、特に女性相手の場合などは、影でいろいろウワサをしたりして年齢を推測しようとしたりする。また、同性のお付き合いでも、年上の人に失礼にならないという配慮がはたらくため、年齢を知ることは重要な手がかりになるようだ。もっとも、大学内の会議では、相手との年齢差によって言葉遣いを変えるなどということはまずない。定年退職まであと何年ということが囁かれる程度である。 |