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じぶん更新日記
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【本日の話題】人生初、『ナンバープレートカメラ認識システム駐車場』/チコちゃんに叱られる! なぜ日曜日は休み? 六斎日、六曜、世界暦


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 連休中、吉備津神社に孫たちの七五三参りに行った。この神社の駐車場は『ナンバープレートカメラ認識システム駐車場』となっていたが、スーパーへの買い物以外には滅多に車を利用しない私にとって、このような駐車場を利用したのは人生初となる【近隣にロック板・精算ゲートが無い駐車場がいくつかあることは知っていた】。

2025年11月3日(月)





【連載】チコちゃんに叱られる! なぜ日曜日は休み? 六斎日、六曜、世界暦

 10月31日(金)に初回放送された表記の番組についての感想・考察。この日は、
  1. なぜ日曜日は休み?
  2. なぜ月は位置によって大きさが変わる?
  3. 【こんなんのコーナー】ハンガーを頭につけると首が勝手に回る現象
  4. なぜ人はコレクションをする?
という4つの話題が取り上げられた。本日はこのうちの1.について考察する。

 日曜日が休みになった理由については、
  1. なぜ西洋では日曜日が休みになったのか?
  2. なぜ日本で「日曜日は休み」が導入されたのか?
という2段階の説明が必要かと思うが、放送ではもっぱら2.について取り上げられていた。放送では「アメリカやイギリスにナメられたくなかったから」が正解であると説明された。民俗学や文化史を研究している斗鬼正一さん(江戸川大学)&ナレーションによる解説は以下の通り【要約・改変あり】。
  1. 今のように日曜日が休みになったのは1876年。それ以前は『一六ノ日休み』が主流だった。すなわち、毎月1と6がつく、1日、6日、11日、16日、21日、26日が休み。但し太陽暦導入後にできた31日は休暇ではなかった。
  2. 『一六ノ日休み』はおそらく六斎市が関係している。六斎市とは室町時代からおもに田舎の地域で行われていた農産物・日用品を販売する大きな市のことで月に6回開かれていた。
  3. 政府は明治元年1月21日から『一六ノ日休』を公的機関の休日に統一した。
  4. しかしそのたった8年後の明治9年(1876年)、「4月ヨリ日曜日ヲ以テ休暇ト被定」と定め直した。
  5. 一六ノ日から日曜日に変更したのは格下の日本が不平等条約の撤廃をめざしていたことに関係している。
    • 不平等条約とは「安政五か国条約」のこと。
    • 関税を自分で決められない。
    • 領事裁判権
  6. 1871年、岩倉使節団はおよそ2年をかけて欧米12か国を視察した。その結果、
    • 今ではあたりまえの一夫一妻制を1898年に確立。
    • 1873年、税金は現物納からお金で納付に変更
    • そして、一六ノ日から日曜日休みに。背景には、一六の日休みがお雇い外国人に不評だったことが挙げられる。
  7. 日曜日を休みにしたことで、月6回だった休みは月4回に減り、国民はそのぶん働くことになった。
  8. 日曜日休み制定から約20年後、領事裁判権が撤廃され、さらに1911年にはすべての不平等条約が改正された。

 ここからは私の感想・考察を述べる。
 まず冒頭で述べたように、日曜日休みの由来は
  1. なぜ西洋では日曜日が休みになったのか?
  2. なぜ日本で「日曜日は休み」が導入されたのか?
という2段階で考える必要があるが今回は2.のみが解説された。いっぽう1.については安息日の由来まで遡る必要がある。もっともリンク先に、
旧約聖書の『創世記』で啓典の神が天地創造の7日目に休息を取ったことに由来し、何も行ってはならないと定められた日とされている。週の7日目と定められており、土曜日にあたる。旧約聖書の1日は、基本的に日没で区切るので、「土曜日」というのは深夜を一日の始まりとする現代の時法でいえば金曜日の日没から土曜日の日没までの間を言う。バビロニアの七曜制や他言語の土曜日を表す単語がシャバットに似ていることにも類似性がみられる。
ユダヤ教では、安息日は聖なる日であり、戒律としていかなる労働も行わないことを求められる。キリスト教では、それは厳密に求められることはない。なお、キリスト教の大部分では教会に集まって礼拝を行う日は、基本的に日曜日になっている。安息日は本来は金曜日の日没から土曜日の日没までで、初期のキリスト教でも金曜日の日没から土曜日の日没までを安息日としていたが、ローマ帝国の時代から日曜日となった。
にあるように、当初は日曜日は休みではなかった。引用を続けると以下のようになる。
旧約聖書によると安息日は土曜日であったが、キリスト教における重要な事項である「イエス・キリストの復活[2]」「復活したキリストが弟子たちに現れた日[3]」「聖霊降臨(ペンテコステ)」が起こった日は、すべて「週の初めの日」すなわち日曜日である。このためヨハネの黙示録1章10節の「主の日」に基づき、キリストの復活を記念し、復活の日である日曜日を「主日」(または「主の日」「聖日」)と呼び、礼拝を行うようになった。また、主日を特に記念して聖餐式を行ったのはキリスト教のごく初期からのことである。
その後ローマ帝国において321年3月7日、ローマ皇帝コンスタンティヌス1世が日曜休業令を発布して安息日を取消し、日曜日を礼拝日とした。


 放送では日本ではもともと六斎市由来の『一六ノ日休み』が定着していた解説されたが、私はむしろ『六曜』が影響しているように思えた。もっとも、リンク先によれば、
日本における「六曜」という言葉の初見は元禄9年(1696年)の『六曜私』(妙法院)とみられる。現在の六曜との関係は明確でないが、本書中には「先勝」「友引」「先負」という言葉が現れるほか、神仏名が多く見られ神仏習合の色彩が濃い。
現在と同じ六曜の初見は、神田茂の研究によれば延享4年(1747年)編と思われる『万暦両面鑑』である。
とのことで、日本では六曜よりも六斎日の習慣のほうが古くから定着していたようだ。

 六斎日であれ六曜であれ、太陰暦で生活していた時代は1か月が30日であったため、その約数である6日で区切ればカレンダー無しでもいつが休みで市が開かれるかということがすぐに分かるようになっていた。太陽暦導入後は日にちと曜日(七曜あるいは六曜)との対応関係が無くなり、カレンダーを見なければ休日の計画が立てられなくなりその面では不便になってしまった。 子どもの頃に読んだ科学本には世界暦というのが紹介されていたが、何十年経っても現行のグレゴリオ暦を改正する動きは見られないようだ。

 次回に続く。




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