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気象協会とウェザーニュースで使われている夜間の晴れマーク、雪みぞれマークの比較。
↓の記事参照。 |
【連載】チコちゃんに叱られる! 天気予報の夜間の晴れマークと雪・みぞれのマーク 昨日に続いて、11月21日(金)に初回放送された表記の番組についての感想・考察。引き続きお天気マークの話題を取り上げる。放送では「なぜ日本の天気予報の雨は傘マーク?」であったが、今回はそれを拡張し、
まず1.についての回答は以下の通り。 ### ✅ 結論:**海外でも「夜間は月・星」などの夜用アイコンが一般的**です 多くの国々では、「晴れ」や「快晴」を表すマークは昼間と夜間で異なる場合が一般的です。昼は太陽、夜は月や星など**夜空を連想させるアイコン**が採用されています。([worldweather.wmo.int][1]) ### 🌍 国際標準や海外各国の傾向
### 🌙 夜間の晴れアイコンの代表例 | 昼間の晴れ | 夜間の晴れ(Clear / Clear night) | | -------- | -------------------------- | | ☀ 太陽アイコン | 🌙 月や星など「夜空」アイコン | 海外では次のような **月と星を組み合わせた「夜空」系のデザイン**が多く使われています。([content.meteoblue.com][4])
### ✅ 日本との違い(比較) | 項目 | 日本 | 海外(欧米・国際的) | | ----- | ------------------------------------ | -------------------- | | 昼の晴れ | ☀ 太陽アイコン | ☀ 太陽アイコン | | 夜の晴れ | お日様マーク(夜も同じ太陽マーク使用)/星・月アイコン併用(媒体により) | 🌙 月や星などの夜専用アイコンが一般的 | | 文化的背景 | 天気アイコンが「記号寄り」 | 世界基準に合わせ「夜間の明確な表示」優先 | 👉 **まとめると、海外では「昼と夜で別のデザイン(主に夜は月・星)」が主流**であり、日本の「日中と同じ太陽マークを夜にも使う」ケースは **海外では一般的ではない**です。([worldweather.wmo.int][1]) ### ❗ 補足:実際に国際放送など特定メディアでは例外もあり * **NHKの場合**は日本国内向けの天気予報では「太陽アイコン継続」ケースがありますが、**国際向け(NHK Worldなど)では海外のスタイル**(夜=月・星)も採用検討されることがあります。具体的な画面仕様は各番組・デザイン方針により異なります(2020年代以降のリニューアルでは夜用アイコンが増えている傾向)。([wrraptheme.com][5]) ✅ **結論** **海外では「夜間の晴れは月・星」など夜用アイコンが広く一般的**です。 一方、日本では放送媒体や番組によって「昼と同じ太陽マーク」も珍しくありませんが、近年は国際基準に合わせた「夜マーク併用」が増えています。([worldweather.wmo.int][1]) [1]: https://worldweather.wmo.int/en/wxicons.html?utm_source=chatgpt.com "Weather Icons | World Weather Information Service" [2]: https://about.metservice.com/our-company/learning-centre/weather-icons-explained/?utm_source=chatgpt.com "Our Weather Icons — About MetService" [3]: https://themeon.net/nifty/v2.9.1/icons-weather-icons.html?utm_source=chatgpt.com "Weather Icons | Nifty - Admin Template" [4]: https://content.meteoblue.com/en/research-education/specifications/standards/symbols-and-pictograms?utm_source=chatgpt.com "Symbols and Pictograms - meteoblue" [5]: https://wrraptheme.com/templates/swift/html/docs/icon-weather.html?utm_source=chatgpt.com ":: SWIFT :: Weather Icon" 次に雪のマークについての回答は以下の通り。 「雪のマーク」は **海外でも広く使われており、日本だけの独自文化ではありません。** ただし、同じ「雪マーク」でも **地域ごとにデザインの傾向がかなり違う**点は面白い特徴です。 以下、国・地域別に分かりやすくまとめます。 # ■ 日本 日本の天気予報で使われる「雪マーク」は
といった **雪の結晶のアイコン** が一般的です。 天気記号として非常に分かりやすく、古くからテレビ・新聞に採用されています。 # ■ 海外(アメリカ・ヨーロッパ) 海外でも **雪=雪の結晶(snowflake)** のアイコンが圧倒的に主流です。
いずれも **雪の結晶(❄)や雲+雪の結晶** を標準で使っています。 つまり「雪の結晶マーク」は国際的に共通語のような存在です。 ■ 国際気象機関(WMO) WMO(世界気象機関)が定める天気記号でも * **雪 → 星形(雪の結晶)記号** が正式に存在し、国際的にも標準化されています。 ■ アジア(韓国・中国・台湾) これらの地域でも日本と同じく
を使う場合が大半です。 つまり日本式とほとんど同じです。 ■ 結論 ### ✔ 雪のマーク(雪の結晶)は **世界的に共通** 日本だけの表記ではありません。 ### ✔ 傘のマーク(雨)は日本特有の文化的定着度が高いが、 雪マークはどの国でも同じような「雪の結晶」アイコンが使われている。 上記の回答では、日本では雪の予報には雪の結晶が使われているという認識になっているが、上掲の画像の通り、日本では雪の結晶よりも雪だるまのマークが多く使われているように思う。これはおそらく私の質問がAIに誤解されたためで、私は「雪のマーク」を「雪を予報する時に使うマーク」という意味で尋ねたのだが、AIのほうは「雪のマーク」=「雪の結晶のマーク」と理解していたようだった。そこで改めて雪だるまのマークが使われているのは日本だけかどうか尋ねたところ、以下のような回答をいただいた。 結論から言うと、 **雪を「雪だるま(⛄)」で表すのは、世界的には一般的ではなく、日本で特に特徴的に見られる表現** です。 ■ なぜ日本では “⛄=雪” が使われるのか 日本の天気予報では、昔から
特に新聞・テレビの天気欄では、かわいらしく見える「雪だるま」が早くからアイコンとして採用され、その名残で現在も使われることがあります。 日本では雪だるま文化が身近で、**「雪」と「雪だるま」を結びつけやすい**ため、自然に定着したと考えられています。 ■ 海外ではどうか 海外(アメリカ・ヨーロッパ・アジアの多く)では、天気予報で ### ● 雪=❄(雪の結晶) がほぼ標準で、**雪だるまを天気記号として使う例は非常に少ない** です。 ### 理由
つまり、海外では「雪だるま」はおもに飾り・イラストで使われ、**実用的な気象アイコンには使われない**傾向があります。 ■ 国別の傾向(ざっくり) | 地域 | 雪だるまを雪の天気記号に使う? | 備考 | | ------- | --------------- | ------------- | | 日本 | ◎(比較的よく使う) | 新聞・テレビで伝統的に使用 | | 韓国・台湾 | △(一部で使う例あり) | ただし標準は❄ | | 中国 | △(まれに見る) | 主流は❄ | | 欧米 | ×(ほぼ使わない) | 天気記号は国際基準に準拠 | | WMO国際記号 | × | 雪=雪結晶記号のみ | ■ まとめ **雪を雪だるまで表すのは、海外ではほぼ見られず、日本の天気予報文化に特有の表現。** 国際的な標準はあくまでも ❄(雪の結晶)です。 ということで、チコちゃんの番組から派生して3回にわたりお天気マークの話題を取り上げてきた。私自身の感想・考察をまとめると以下のようになる。
次回に続く。 |