じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 各種報道によれば、ユネスコの世界遺産委員会は6月22日、「富士山」(山梨、静岡両県)を世界文化遺産に登録することを決めた。また、当初、同委の諮問機関が、構成資産からの除外を登録の条件としていた三保松原(静岡市)も、委員国の支持を集めて含まれることになった。

 写真は、岡山←→羽田便から眺める富士山3景。
  • 写真上:羽田発岡山行きはたいがい、富士山の北側または真上を通るが、この時1回のみ、頂上南側近くを通過。
  • 写真中:厳冬期の富士山。大沢崩れもよく見える。
  • 写真下:世界文化遺産に含まれることになった三保松原と富士山。岡山から羽田に向かう便では、晴れていればこの景色を眺めることができる。




2013年06月24日(月)

【思ったこと】
130624(月)タブレット端末は(今のところ)役に立たない

 各種報道によれば、昨年度の「タブレット端末」の国内の出荷台数は前の年度のおよそ2倍に当たる568万台に達した。いっぽう、パソコンの昨年度の出荷台数は1505万台にとどまり、前の年度より1.6%減って6年ぶりに減少。なお、タブレット端末の出荷は今年度はさらに100万台以上増えて、690万台に達すると予測されているという。

 そういえば、先日、学会シンポジウムの打ち合わせで名古屋に行った時も、若手教員はみなタブレット端末を持参しており、会議中にも無線LANで刻々と情報を収集しておられた。新幹線の車内でも利用者の多さが目立つようになっている。

 かくいう私も、タブレット端末(android版)を1台所有しているが、
  • 学内の会議の時に持参して予定表の書き込みや、Web経由での関連資料の収集に利用する
  • TEDのプレゼン動画の閲覧
  • PDFファイルの閲覧
などに利用している程度で、いまだに使いこなせていない。戸惑うのは、
  • ファイルのコピー、削除操作
  • 文字のコピー&ペースト
  • ワープロの単語登録機能(←そんなもの無い?)
などなど。要するに私の場合、閲覧よりも文字入力の時間のほうが圧倒的に多いので、タブレット型での入力は面倒でたまらない。いまでも出張先などには、古いネットブック(Win-XP)を持参している。入力はキーボードとタッチパッドであるが、特段の不自由はない。結局のところ、圧倒的多数のユーザーは、
  • 閲覧機能を最優先
  • 長文の文字入力には興味が無い
ということになるのだろうか。ま、人それぞれなので別段ケチをつけるつもりはないが、そういうライフスタイルを続けていると、外部情報ばかりに引きずられて、主体性を見失ってしまうような気がしないでもない。

 タブレット端末があまり役に立たない一番の理由は、外部出力端子として、VGA端子(ミニD-Sub 15ピン、アナログRGB端子)が標準装備されていないことにある。私が持っているタブレット端末でもパワーポイントファイルは表示できるのだが、VGA端子が付いていないため、各教室のビデオプロジェクターに繋ぐことができない。いちおう、各教室にHDMI端子をつけてくれという要望は出しているのだが、そのようなユーザーはそれほど多くなく、今のところ実現のメドがたっていない。先日訪れた、名古屋の、学会シンポ用会場でも某私立大でも、HDMI端子はついていないということであった。これさえつけてもらえれば、私も、授業用にはタブレット端末のみを使用するようになるだろう。