じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
9月1日(日)の岡山は一日中雨となり、1日の降水量は44.5ミリとなった。翌日2日も午前6時までに25.5ミリの降水量があり、この2日間だけで、9月一ヶ月の雨量の平年値134.4ミリの半分以上に達した。 屋外での活動が全くできなかったため、自宅でトルクメニスタンとウズベキスタンの写真を整理。アルバムの公開は、最近ではもっぱらフォートラベルを利用しているが、今回の旅行に関してはすでに
ここに挙げた写真は、アルバム整理作業の中で見つけたオモシロ写真。
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【思ったこと】 130901(日)宮崎駿監督の引退と喫煙 各種報道によれば、スタジオジプリは、宮崎駿氏が監督を引退すると発表。今月6日に東京都内でご本人による記者会見が行われ、引退の理由などを語る予定とのことである。NHKオンラインによれば、 【略】 宮崎監督は東京都出身で72歳。と紹介されていた。私自身にとっても「千と千尋の神隠し」は、私が観たアニメの中で最も印象深い作品となっている。 宮崎駿監督の偉業については改めて語るまでもないが、以前から気になっているのが御自身の喫煙である。宮崎監督を取材した番組を見る限りでは、ご本人は、仕事場はもとより、インタビューを受ける際にも平気で喫煙をしておられる。もちろん、インタビューする人たちも喫煙行為があることを承知の上で取材をさせてもらっているのだとは思うが、監督に少しでも非喫煙者の健康を慮る気持ちがあるなら、ああいう場ではタバコを控えるのが普通であろう。 部下のアニメ制作スタッフへの配慮も同様である、部下という弱い立場からはいくらなんでもボスに向かって、私の前でタバコを吸うのは止めてくださいとは言い出せない。宮崎監督のもとで仕事をすることと引き替えに副流煙被害を我慢している人たちもいるはずだ。 念のため「宮崎駿 喫煙」で検索をかけてみたところ、今回の最新作「風立ちぬ」の中にも喫煙シーンがあり、日本の若者に対して喫煙を奨励したとして日本禁煙学会より非難を受けた、というような情報があった。同学会は、大成功を収めているアニメ『風立ちぬ』におけるタバコの描写が、世界保健機関が定めた条約に違反すると同時に未成年者の喫煙を促すものだとして声明を送っているとのことだ。 もちろん、ある時代においては、喫煙行為が当たり前とされていることもあった。男はつらいよの1970年代の作品などを観ると、お茶の間で、当時赤ちゃんだった満男くんを囲んでいる時に、男たちが平気でタバコをふかしていたり、また第6作の「純情編」では、山下医師(松村達雄)が患者さんにタバコを煙を浴びせながら診療しているシーンや、夕子の夫(垂水悟郎)がとらやの店内で吸い殻をポイ捨てしているシーンなどもあった。もっとも、それらは当時の作品だから許されるのであって、いま同じ時代を描く場合、特段の必然性が無い限りは喫煙シーンは不要であろう。 もっとも、私自身は、アニメはファンタジーものしか好まないので、わざわざお金を出してまで「風立ちぬ」を観ることはおそらくない。なので、喫煙シーンの妥当性を含めて、このアニメに関しては一切ノーコメントである。 いずれにせよ、私は、宮崎駿作品には感動してきたが、宮崎駿氏個人については、人前で喫煙する(=非喫煙者が存在する空間を汚し、その人たちの健康を害しても何とも思わないという態度)というその一点において、人間として好きになれない。6日の記者会見の際にはまさか御自身の喫煙シーンは無いとは思うが...。 |