じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
2013年度版岡山大学構内の紅葉(9)「岡大湖」に映る半田山の紅葉 11月25日の岡山は、午前中に13.5ミリの雨が降り、文法経グラウンドには巨大な水たまり(←勝手に「岡大湖」と名付けている)が出現した。見頃を迎えた半田山の紅葉が水面に映っていた。 |
【思ったこと】 131125(月)人と人との繋がりを大事にする仏教 京都の紅葉シーズンに合わせて、少し前に、紅葉の京都10庭園巡りという旅行記と、それに連動して10庭園のクチコミをフォートラベルに投稿した。 その中の永観堂禅林寺のクチコミで、 2013年11月10日、NHK・Eテレ「こころの時代」に中西玄禮・法主が出演され、ありがたいお話をされていました。桜と違ってモミジの紅葉は無常感を与えています。人々はそれを眺めて、いつか自分もモミジのように大地に帰って行くと感じます。と、信徒でもないのに偉そうなことを書いた。 仏教にもいろいろな考え方があるとは思うが、この「こころの時代」で中西法主が説かれていた仏教は、徹頭徹尾、人と人との繋がりを大切にしているようにみえた。 番組の最初のほうでは、幼稚園のクリスマス行事でサンタクロースを引き受けたというようなエピソードや、「あきず、あせらず、あきらめず」、さらに「恩返し→恩送り」というようなお話があった。そこでは、親が亡くなって恩返しができなくてもその恩を子孫に送るというような話だったと記憶しているが、地域の中で「恩送り」がうまく機能すれば、貨幣経済に頼らない互助互酬社会が成り立つとは思った。 続いて、仏教の共通の教え3本柱として
こういう教えは、離島で一人だけで自給自足生活をしている人にはなかなか実行できない(←もちろん、その場合でも、衣服や農機具などは外部世界から供給されるとは思うが)。いずれにせよ、この3本柱は、すべて、他者との関係に関わる教えである。 続いて、無量寿経に基づき、誰にでもできることとして
最後に挙げられた あみた仏に そむる心の いろにいては あきのこすゑの たくひならましは、法然上人の和歌であり、ネットで検索したところこちらに、 阿弥陀様を深く信じる心を、もし色に例えるならば、きっと美しい秋の紅葉のようであるでしょう。という解釈があった。「こころの時代」のほうでは永観堂の美しい紅葉と重ね合わせて、上掲のクチコミにも引用させていただいたとおり、 阿弥陀仏のお慈悲の光に照らされると、お年寄りも若い人も赤ちゃんも、それぞれの個性を輝かせつついずれは大地にかえっていくというように説明されていた。 |