じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
8月30日の岡山は朝からよく晴れ、夕刻になって積乱雲が増えたものの、8月21日以来10日ぶりに雨が1滴も降らない日となった。気象庁統計によれば、この日の日照時間は8.6時間で、8月に入ってから最も長かった。もっとも、秋雨前線?の北側の高気圧に覆われていたため気温はそれほど上がらず、最高気温は30.0℃にとどまった。
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【思ったこと】 140830(土)2014年版・高齢者の心と行動(12) 今回からは、「高齢者の生きがいを保障するための条件」と、レジャーとの関係を取り上げます。ウィキペディアでは、レジャーは、 「余暇」または「自由時間」のことで、最低限の生命の維持に必要な食事・排泄・睡眠などや、家族の生活の維持に必要な仕事や家事などを除いた時間を指す。その使い方が、趣味や消費活動などにあてられる場合は積極的レジャー、休息などにあてられる場合は消極的レジャーと言い、単にレジャーと言えば日本では前者を指すことが多いが、日本以外では両者を含む。と定義されています。もっともその後の「レジャーの評価と定義」の項目では、 余暇時間をどのようにすごすべきかについての意見が多々あり、余暇やレジャーの定義もさまざまであるように見える場合がある。これはレジャーの内容についてある一定方向のベクトルをもった観点での定義であることがおおい。それは生き方つまり人生の定義と同じだけ存在する。しかしさまざまな主張の中で同じ方向を向いた主張がある。これは時代の流れの中であるときに同じような生き方が多く志向されるのを反映している。まず、レジャーとは個人の自由時間のことでありその自由時間の中身を決めるのは各個人であるが、人間の活動について仕事の捉え方、考え方が多種多様であるのと同様、余暇の過ごし方、余暇時間の活用または余暇時間を活用しないことも含めてそこには各人の人生観が現れることになる。というように多様性が指摘されています。なお、レジャーの類義語の「レクリエーション」については、ウィキペディアでは 日本語の『余暇』は上記した英語の意味どおりに双方の意味を含む。が、日本語として使われる『レジャー』は英語のアクティブレジャーの意で使用される場合が多い。というように述べられています。ちなみに、オーストラリアのダイバージョナルセラピー協会のホームページでWhat is Diversional Therapy?を調べると、冒頭に、 Diversional therapy is a client centred practice and recognises that leisure and recreational experiences are the right of all individuals.という記述がありまさにこの「leisure and recreational experiences」という言葉が使われていることに気づきます。 ではそもそもレジャー、あるいはレクリエーションとはどういうことを言うのでしょうか? 行動分析学的に言えば、 特定の行動がレジャーに該当するということはありません。行動が「好子出現の随伴性」だけで強化されている場合こそがレジャー。いっぽう、同じ行動であっても、別の随伴性で強化されている場合は、レジャーとは言わず、仕事、業務、義務、命令遂行などとなります。 じつは、これは、ダイバージョナルセラピーの基本的な考え方、「一人で新聞を読むことも、花を育てることも、の人の身体的、感情的、社会的、スピリチュアルによい影響をもたらすなら、それは“セラピー”といえる。」ということと同じことを言っているのです。 例えば、野球は、趣味として楽しむならレジャーですがプロ野球選手にとっては職業となります。山登りも、園芸も、ピアノ演奏もみな同様で、趣味として楽しんでいる限りは「好子出現の随伴性」だけで強化される行動であり、レジャーと言えます。しかし、山岳ガイドや花卉栽培、プロのピアニストの場合も、もちろん好子出現という楽しむはありますが、それに加えて、
次回に続く。 |